日々の寝言~Daily Nonsense~

感染症対策専門家会議の状況分析・提言(5月1日)

感染症対策専門家会議の状況分析・提言が出されて、
記者会見も行われた。

ポイントは、
・新規感染者数は減少 傾向に転じるという一定の成果が現れはじめているが、
 減少のスピードは期待したより緩やか

・実効再生産数は、全国で 0.7、東京都では 0.5 くらいまで下がっているが、
 引き続き動向を注視する必要がある

・特定警戒都道府県においては、依然として医療現場の逼迫が続いている。

・新規感染者数等が一定水準以下まで下がらない 限り、
 「徹底した行動変容の要請」を続けなければならないものと考えられる。

・この感染症への対応については、長丁場を覚悟しなければならない。

このほか、人口動態統計と接触モデルを使った、
行動変容の効果の評価結果も掲載されて、
GitHub で詳細情報を公開している。

GitHub に出ているのは素晴らしいと思うが、
せっかく GitHub なら、解析結果だけでなく、
元となったデータや解析プログラムも
あわせて公開してもらえると、
もっとわかりやすい可視化などが
広がってゆくと思うので、良いと思う。
その意味では、ちょっと期待はずれだった。

わざわざ GitHub を使っていることからは、
本当はもっといろいろ出したかったが
時間の関係で調整が難しかったことが推察される。
今後の内容の充実を期待したい。

ところで、少し気になったのが、
行動変容評価の信頼度だ。
そもそも、人口動態統計というのは、
スマートフォンの位置情報を使っている
のだと思うが、どのくらいの精度があるのだろう?
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