超過死亡数

抗体検査と並んで、
COVID-19 の社会への拡がりを
捉える指標と言われているのが、
超過死亡数。

要するに、通常年の一定期間の死亡者数
（あるいは、それを元にした今年の死亡者数の予測）と、
今年の死亡者数を比較して、増えた分が
COVID-19 によるもの、とする考え方だ。

もちろん、死亡者が増える理由は、
COVID-19 以外にも、災害やインフルエンザなど
いろいろあり得るのだが、たとえば、今年の
3月を取ってみれば、大きな災害もなく、
インフルエンザもほぼ終息しているため、
COVID-19 くらいしか大きな要因はないだろう、
ということになる。

そもそも高齢化などで死亡者数は増えて
いるだろうし、推計にはいろいろな調整が必要で、
しかも、元となるデータが出てくるまでに
ある程度時間がかかるので、
なかなかリアルタイムとはゆかないが、
感染の拡がりの一つの指標としては
重要だと思う。

インフルエンザについては、
毎年計算されているようだ。

COVID-19 についても、
各国で推計が始まっていて、
たとえば AFP の報道では、
これまでの COVID-19 死亡者数の
1.5～2倍程度という値も示されているという。