抗体検査についてほとんど触れていない、
という点を書いたが、
一夜明けたら、加藤厚労相が、
10,000人規模の抗体検査の実施を表明
していた。
東京、東北での献血を使った検査の結果もあわせて
公表されており、東京は 0.6%、東北 0.4% 程度
だったという。
東大の検査でも、0.6% という数字が出ており、
> 東京都の人口推計(1398万人)に基づき計算した場合、
> 約8万3880人が感染しており、検査時に東京都が公表していた
> 感染者数の約18倍が感染している計算になる。
とある。
これまでの、外国での結果も含めて
5% くらいという値に較べるとだいぶ小さいが、
献血を使ったということで、サンプルにバイアスが
かかっているのかもしれない。
たとえば、風邪気味だったら献血に行かない
可能性は高い。
また、0.6% となると、
500人検査して陽性は 3人ということなので、
もっと多くの人を検査してみないと
統計的な信頼区間はかなり広めになりそうだ。
厚労大臣も、今回の献血を使った検査は
検査キットの評価の意味もあり、
まだ信頼できる結果ではないということだった。
そうした不確定要素が高かったからかもしれないが、
それにしても、昨日の専門家会議では、
なぜ、全く言及されなかったのだろう?
いずれにせよ、もっと大規模な検査が
無作為に実施されるのは良いことだと思う。
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