日々の寝言~Daily Nonsense~

ルーズベルトVSリンドバーグ 大戦前夜 アメリカは参戦すべきか

NHK の「映像の世紀バタフライエフェクト」、
9/26 放送の「ルーズベルトVSリンドバーグ
大戦前夜 アメリカは参戦すべきか」
を録画で視た。

今回のシリーズは、戦争に関係
するものが多いような気がするが、
この回もまた、
第二次世界大戦に関するもので、
人の愚かさを痛感させられる
内容だった。

大西洋横断飛行の英雄リンドバーグと
第二次世界大戦を主導した大統領の
ルーズベルトが同時代人
という認識が無かったし、
リンドバーグが親ナチスだった、
ということは全く知らなかった。

もしもリンドバーグが大統領選挙に
出馬して、ルーズベルトが負けたら、
その後の世界は全く違うものに
なっていただろう。

ルーズベルトに、参戦の口実を
与えたのが、日本の真珠湾攻撃だった
というのもなんとも皮肉だ。

ルーズベルトは攻撃を知っていたが
黙認した、という説もあるようだ。
チャーチルは、アメリカの参戦に
「我々は買った」と叫び声をあげて
喜んだという。

そのルーズベルトが
イギリス支援を強化するために
署名した「武器貸与法」。

大恐慌にあえいだ
アメリカの景気を
支えるという意図も
あったのだろう。

番組では、
大戦後に失効していたこの法律に、
ウクライナ戦争でロシアに対抗するために
バイデン大統領が再び署名する
シーンもしっかり挿入されていた。

本当に、私たちは
いったい何度、
同じことを繰り返せば
気が済むのだろうか?

 * * *

10/1 に放送された、
「ゴルバチョフの警告
〜冷戦終結とウクライナ危機〜」
もとても印象深かった。

2015年に放送された
ETV特集をベースに、
現在の世界について考える
という構成になっていたが、
ゴルバチョフの行ったことは
当時もそうだったが、
今から振り返ると、さらに
奇跡という他はない感じがする。

司会の道傳さんも言っていたように、
あのタイミングで、
「ヨーロッパを一つの家にする」
という理想に燃えた政治家が
ソ連に存在した、ということ、

そして、その理想があえなく潰えて、
それが、現在のウクライナでの戦争に
直接的につながっている、ということに
深く考えさせられた。
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