についての本をいくつか読んだ。
表面に現れる形はいろいろだが、
本質的なことは「無意識に子供をコントロールする」
ということだろう。
本人はそれが子供のため、
と思っている。
その根には、自分の世界に関する不安がある。
コントロールすることの快感は、
世界をコントロールできていないと、
あっという間に駄目になってしまう、
壊れてしまうのではないか、
という不安と表裏一体だ。
うちの親もそういう傾向はあって、
何より、子供の失敗を許さない、というか、
子供に失敗させないタイプだった。
失敗しそうな芽は、
先回りして摘んでおく。
本人は子供のため、
と思っているわけだが、
それは子供の精神的な成長を
大きく阻害する。
なぜなら、人は、
失敗から多くを学ぶからだ。
成功からは自信を得るが、
小さな失敗こそ、折れない心、
自分で考えて工夫する心、つまり、
成功に導く心を作るために
不可欠な経験だ。
子供が小さな失敗ができる環境を整えて、
そこで、大きな失敗からは保護しつつ、
子供の成長を見守る。
自らを振り返って、
自分もまた、そういうふうには
あまりできなかったなぁ、
と思う。
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