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知財（知的財産）保護で日中協力
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。
本日（9月5日）の日本経済新聞朝刊１面は、グローバルビジネスの記事で溢れています。
トップは「スズキ、インドに新工場 成長市場で首位固め」スズキは乗用車市場の5割を維持しているインド市場で首位固めを急ぐ考えのようです。
一方、この記事の下には、車生産能力について「中国、15年に4割過剰」の見出し。「悪い競争を引き起こし、持続的な産業発展を阻害する」と地域経済振興を進める地方政府に対して中央政府が注文を付けています。
過剰生産された車はどんどんアジア市場に流れ出てきます。スズキの記事内容とリンクしているように思います。
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もう一つ。これが本日のメイン。北京で行われた日中経済シンポジウムで中国側は「知財保護で日中協力」が必要であると言及し、日本の産業界が要請してきた知的財産保護強化を「重点分野」とする姿勢を示しました。
特許出願、意匠出願、商標出願等の審査を早く行うこと、発生した権利の行使を容易にすること、は日本製品が中国で健全な競争を行うためにとても大事だが、これまではこれらの権利の保護が十分ではない、と言われています。
たとえば、DVDのように日本が起こしたイノベーションであるにも関わらず日本製品の世界シェアが1割にも満たないのは、中国における知的財産保護が十分でないことに最大の理由がある、といえましょう。太陽光パネルでも同じ現象が起きています。
日本側が知的財産権保護を強く要請する背景がここにあります。知的財産権保護が実効あるものとなることを望みます。
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ところで、昨日（9月４日）は、「国際プロジェクト・プログラムマネジメント学会」に出席しました。そのタイトルは、「世界に飛躍する韓国に学ぶ」です。明日（9月6日）のブログで私が気付いた点をご紹介します。
今日もお読みいただき有難うございました。
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