→ この続きは、こちら。 知財コミュニケーション研究所
アディダス 『 三本線使われると全部オレの損 』
知財コミュニケーターの新井信昭です。
有名な落語に 『 三方一両損 』 がありますが、
アディダスは 『 三本線使われると全部オレの損 』と見ているようです。
ロス発のカジュアルブランド「ジューシー クチュール(JUICY COUTURE)」が
3本線のデザインの商標権を侵害したとして、アディダスが噛みつきました。
→ サイトはこちらです
アディダスは鼻息が荒いですね。
なりふり構わないように見えなくもありませんね、
フォーエバー21(Forever21)にも裁判を仕掛けていて、
この記事では『商標いじめ』と皮肉られています。
→ サイトはこちらです
ところでフォーエバー21の記事に出て来る
『反訴』『裁判所の判定に競争力はない』ということを
ちょっと勉強してみましょう。
反訴とは、カウンターパンチの裁判のことですが、
米国では強制的反訴(Compulsory counterclaim)と、
それ以外の許容的反訴(Permissive counterclaim)があります。
アディダスがフォーエバー21の商標権を侵害しているとでもいうなら強制的反訴
ということになるのでしょうが、
フォーエバー21にしてみると打つ弾がない。
だから、 『 商標権を侵害していない 』 『 取り決めに違反していない 』 ことを
リング外の裁判所に『ジャッジ』してもらおうとしたのですね。
この事例から、
グローバル企業が、自社の『ブランド』を本気で守ろうとするなら、
なりふり構わず守らなければならないこと、
一見して不合理に見えるかもしれないが、
これがグローバル企業のやり方なのだということが
学べますね。
『商標いじめ』かどうかは、
裁判所の『ジャッジ』に任せましょう。
なぜ、私がこのようなことを言うのか。
経験があるからです。
今日もお読みいただき有難うございました。
レシピ公開 『 伊右衛 門』 と絶対秘密 『 コカ・コーラ 』、どっちが賢い?: 特許・知財の最新常識
→ ご購入はこちらです
知財コミュニケーション研究所へのお問い合わせは、次のホームページをご覧ください。
→ ホームページはこちらです