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『フォード vs フェラーリ』 商標権侵害

2011-03-07 10:06:32 | 事業戦略と知的財産マネジメント
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『フォード vs フェラーリ』 商標権侵害

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です.

フォードが、車の名称をめぐり商標権侵害で自動車レースF1のフェラーリを訴えていた事件。

この度、和解が成立しました(ロイター 3月4日)。

問題だった商標は、1月発表のマシンについてフェラーリは、イタリア統一150周年を祝う意味を込めて使用した「F150」の表記。

これに対し、「F─150」という名称のトラックを製造販売するフォードが、商標権侵害を理由に訴訟を提起した、という経緯。

フェラーリはマシンの公式表記を「フェラーリ150イタリア」とすることにしました。

問題となった商標権の実体を把握していませんが、日本の商標登録実務では「F─150」なる文字だけを登録することはたいへん難しい。

アルファベットと数字の組み合わせは自動車などの機械モノの型番として誰もが自由に使用すべき、というのがその主たる理由。

そもそも商標は市場に置かれてナンボの世界。

机上の理論だけでは決着はつきません。

そこが、商標の奥深さ、面白味だと思います。

今日もお読みいただき有難うございます。



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