この日のランチは、太田市龍舞町に今年(2022年)1月に出来たばかりの「エピス」さんで頂きました。
「ランチのメインをデザートで構成する」という、地元ではなかったコンセプトのお店。
デザートに力を入れている!ではなくてメニュー構成からしてデザートが主役との事。。
人気の飲食店が集中する龍舞駅付近にまた一軒、魅力的なお店が増えたようです。
同じ敷地内にもう一軒「黒みつ屋」というお店が入っていて、こちらのお店の分だけでも
5、6台の駐車スぺースがありそうです、
ただし、縦に2台ずつ止める必要があるのでちょっと注意が必要かな。
開店時間と同時に「予約してないんですけど。。」と引き戸を開けて中を覗くと。。
「いらっしゃいませ」と優しそうなシェフに招き入れていただけました。
この日は私以外は皆予約グループだったようで、(全員女性ですね)
2人掛け、4人掛けすべてのテーブルが埋まっていきました。
オーダーから、調理、配膳とシェフ一人でワンオペで丁寧に対応されています。
まずは、宇治茶のソーダ(800円)。4月のはじめでしたが、外気温は27℃!
「はっさく」もわずかにブレンドされていてすっきり。
その「はっさく」の皮がグラスの淵に乗せられていて、味変にとのこと。
シャンパングラスで最初から気分が上がります。
因みにグラスには KIMURA GLASSの刻印があり
ネットで調べると → 木村硝子店 さんですかね。 素敵な器がたくさん。
ランチのお料理はコースのみ、3000円と4000円のコースがあるようですが
何も言わなければ皆、3000円のコースが自動的にオーダーされる模様。
(3000円コースのメニューが記載されたカードが各テーブルにあらかじめ置かれています)
さて、待つことなく供された最初のお料理は「鴨の燻製ハムに赤カブマリネの細切りを乗せた一品」
マリネと煮詰めたバルサミコの酸味で食欲を引き立てられます。
添えられたマイクロセロリの爽やかな風味が最後に「すっ」と鼻腔に抜けていきます。
続いて、何やらスープのようなものが、、器を触ると温かい。
茶碗蒸しの玉子豆富の上に濃縮されたニンジンのポタージュが載ったお料理。
薬味のように添えられた パルミジャーノレジャーノとクルトン代わりだという
シュー生地を途中から投入。
パルミジャーノの塩気がポタージュの甘味をさらに引き出してきます。
ここで、こちらのスペシャリテっぽい ガレットの登場。
この日はそば粉ではなくライ麦粉だそうです。
生地がアミアミに仕上がっているのは どうやってるのでしょう。。
細長くぴゅーっと絞り出してクレープ上に成形するのかな?
そんな型の上で焼き上げる??
ガレットの中身はスモークサーモンにハーブ、色々な野菜のシリシリなどなど。
色とりどりな根菜のマリネもたっぷり添えられて。
オリーブオイルと一緒に提供されるパンは、同じく太田の「ヴァンダラスト」さんの品だそうです。
続いて登場した 泡々なお皿は、、
豆乳のヨーグルトに、イソフラボンたっぷりの豆乳の泡をたっぷり乗せて。
豆富ぐらいの固さの豆乳ヨーグルトの下には、バルサミコで煮詰められたイチゴが
半ペースト状態で隠れていました。
メイン感のあるデザート。「イチゴと桜シフォンケーキのパフェ仕立て」(名前は私が適当につけています)
柔らかく、甘酸っぱいイチゴ、くちどけの良いふんわりバニラアイス
桜のシフォンは口の中で溶けていくようなフワフワ仕上がり。
桜の葉っぱの塩漬けを粉末にして利用しているのでしょうか。
蓋になっていた、桜色のバリバリも軽い仕上がりですべてが軽やか。
ここで、お魚のメイン登場。
皮目をカリカリに仕上げた、真鯛のポワレ。岩ノリのソース。
スナップエンドウに黄色いニンジンのスライスを添えて。
シェフ曰く口直しのデザート。「柑橘系のクレームブリュレ」
上に乗っているのはフローズンの夏みかん。食感の違いを楽しめます。
シメのデザートは シュー生地に桜のムースを挟みこんだもの。
ピスタチオのようなアイスは 桜葉のアイスで塩味!
ムースの断面はこんな感じ。桜葉の粉末もたっぷり。
ドリンクと。。焼き菓子が、、出てくるはず、、だけど
一緒には来ないのか、、、、と待っていると。
「焼き立てです」と、表面パリッと、中はフワフワの熱々小菓子が最後に登場。
最後まで楽しませて頂きました。
気が付けば 2時間がたっていたのですが
数々のお料理を楽しんでいたせいか、あっと言うまでした。
多分すぐに人気のお店になっちゃうな。
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