お空に逝って2週間になるね
葬儀を終えてちょうど初七日
笑顔で見送ったと聞いたよ。
きっとお空から見ていたよね。
1日 1日と時が過ぎるごとに
なんだか寂しくて
お空を飛ぶ飛行機を見つけては
アメリカでの日々を思い出す。
本当はね病床の美沙じゃなくて、
元気な姿で再会したかったのだよ。
でもね自分が思う以上に 美沙はもっともっと
そう思っていただろう。
大人でも耐えがたい闘病を本当によく頑張った。
滞在も最終日となり いよいよアメリカを離れる夜も明けぬ時間。
お別れの挨拶をしたよね。
1人ずつ順番に挨拶をしてそのまま車庫に向かっていた。
飼い主は最期に部屋で二人きりの時だった
そばに寄り添い美沙のお顔を両手で包みこむ
自分のおでこを美沙のおでこにくっつけていた。
無言だった。
あの時
お部屋が真っ暗で良かった
手に感じれるこの温もりが
この声が
もう2度とない最期だと分かっていたから
記憶に刻みこむように
体中で感じていた
美沙は両手でお顔を包んだ瞬間に
大粒の涙をぽろぽろだった
同じく自分も大粒の涙が頬をつたっていた
大丈夫 大丈夫 怖くないよ
今日で離れ離れになってしまうけれど
ずっとずっと
毎日 毎日 想っている
心の中にずっと傍にいるからね
空を見上げてね
お日様を見てね
そうすればいつでも感じれるからね
さようならじゃない
またね またねだからね
また逢おうね
嗚咽する美沙に 愛おしく撫でて
笑顔を見せてってお願いをして
ほら こう にこって
同じ顔してって
懸命に笑顔を見せてくれたね
偉いえらいって
ぎゅうっとハグをして
この時間が永遠に続けばいいのに。
そうして部屋に美沙を残して車に乗り込んだ
車の中は たくさんのすすり泣きが響いていた
忘れられない時間
9/18にアメリカを離れて9/28にお空に逝きました
アメリカ時間では9/27
友人は帰る日をまた延期して
傍に居てくれた
この日は友人が帰る9/29 駅に向かう前の
最期のお散歩
本当にありがとうなの友人
お留守の間が1ヶ月も居てくれて
ありがとうが一杯
おでこちゃんには自宅からの
小さな小さなティアラ
ティアラシールなのだけどね
ティア珠りんなの
けどね友人の仕業だから クスクス
もう2週間になる
まだ2週間
時が過ぎることに毎日のように
在りし姿を思いだす
ラインで毎日写真が行き交う
動画も行き交う
葬儀が終わるまでは気丈に踏ん張り
笑顔でいた妹なる美沙の母
今は抜け殻のよう
まだまともに外に出てないのだって
お家での食事を作れてないのだって
友人が訪ねても出てくれないのだって
寂しくて 悲しくて
ずっと美沙の遺影の前で過ごしてるのだって
会いたい
会いたいって
心の中にいる
美沙はずっと変わらずに傍にいる
分かっていても
心が体がついてゆかないのです
気持ち入れ替えられたら とっくにやれてるだろう
日本とアメリカの距離がもどかしい
頑張れなんて言えない
元気出せなんて言えない
まだ吐き出してないものがあるのだろうか
失った事を
自分のせいと思っていないだろうか
家族で抱き合って涙を流せただろうか
乗り越えなければならない事なのだろうか
無理に乗り越えようとしなければいけないのだろうか
弱さも 寂しさも 悲しさも 怒りも
全て認めて
受け入れる事で楽になれるのだろうか
1年弱ものの間
遠い病院へ泊まり込みをしては
入退院を繰り返し
治療にも通い続けた
自宅では点滴の交換 1日2回の注射 介護
変わりゆく娘の姿を目の当たりにしながらも
笑顔で励まし続けていた
妹の魂は疲れてしまったのだろう
でもね
1人ならいいんだ
でも違うのだよね
傍には弟と長女がいるじゃない
どうか心を完全に曇らせないでほしい
あの子たちに向き合って欲しい
辛くて悲しいのは 1人じゃない
子供たちにとって母親は貴方だけ
自分の事は後回しにして
泣きながら 笑いながら 耐えてゆきなさい
そう伝えた飼い主は
酷な事を言ったかも知れぬ
飼い主もまた気持ちの糸が絡んだまま
切り替えなくてはと思っても
妹の痛みで胸が締め付けられる
過ぎゆく時間がいつ優しく感じるのだろう
そんな飼い主を励ましては 怒ったりのおばぁ珠
そう
守るべきものがある
自分も また妹も
妹が一歩進めることを毎日祈り
そおっと見守るしかない
心の中で生き続ける
そう心から思える事を祈りながら過ごす日々
笑っていいのだろうか
いや 笑顔でいるしかない
幸せの飛び火をしなきゃ
ねぇ おばぁ珠
笑顔で毎日を楽しくだね
生きることに感謝をしながら
自分に周りにありがとう
この時を大切にしなくてはいけないのだろう
健気にも葬儀でのお花を枯らさないようにと
毎日 お世話しているのです
2週間になっても
お花は美しいのです
ねぇ
美沙 ママはまだまだ泣き虫さんです
頑張り過ぎちゃったから
笑顔が戻るまで
もう少し待っててあげてね
がんばルンバちゃんの細胞さんに
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