年明けから自宅のWi-Fiに接続していると、Gooブログにアクセスできない状況が続いています。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
仕事納めは大晦日の富士・箱根のバスツアーでした。
誰もやりたがらなかったので、私に回ってきたのが実際のところです。
年明け最初のガイドは1月8日で、これまた富士山へ行きました。
年末の混雑とは対照的に、河口湖や箱根方面は驚くほど空いていて、少し寂しいくらいでした。
10日には長野の地獄谷野猿公苑へ、オーストラリア人親子のお客様をプライベートツアーでお連れしました。
このツアーは、東京から新幹線を使って行く新しい企画で、昨年12月からうちの会社で販売を始めました。
非常に高額な日帰りツアーですが、意外と好評で、私はすでに3回やらしてもらっています。
世界的には「猿」というと熱帯地方のイメージが強いらしく、寒い地域で冬を越せる日本猿は非常に珍しいそうです。
最初は地獄谷野猿公苑にいる猿だけを“snow monkey”と呼ぶのかと思っていましたが、日本猿全体の愛称だと知りました。
地獄谷野猿公苑も日本人よりも外国人旅行者の方が圧倒的に多い場所です。
30~40分ほど雪道の山道を歩いてたどり着いた先で見る光景に皆さん驚かれます。
山道は険しくはないですがこの時期雪が降り積もって滑りやすく足元が悪く、この30〜40分の雪道の苦労が余計に感動させる役目を担っているのかもしれません。
昨年末、イタリア人家族をお連れした際、お父さんはNational Geographicで地獄谷野猿公苑を知り、日本を訪れる一番の目的がここだったそうです。
そのお父さんはニコンのフルサイズセンサーのカメラといくつかの大きなレンズを持参し、しんしんと雪が降る中、露天風呂のそばで2時間近くも写真を撮り続けていました。
その感動がこちらにも伝わってきました。
私も最初に下見で訪れた際、それほど猿が多くなかったにもかかわらず、とても感動しました。
ここの猿たちは、とても自然体なんです。
こちら(人間)のことを全く意に介していないようにも見えます。
私が下見に行ったのは秋だったので、温泉に入っている猿はいませんでしたが、それでも十分楽しめました。
ここの猿たちを見ていると、自分も自然の一部になっているような感覚になります。
そして真冬の今、露天風呂に気持ちよさそうに浸かる猿たちを眺めていると、人間と猿の間にはそれほど大きな違いはないのではないかと感じます。
ここの猿たちは「野生の猿」とされています。
野生の生き物と人間が、同じ空間で互いに干渉せず過ごせる、特別な場所なのかもしれません。
だからこそ、世界中の旅行者が時間とお金をかけて、こんな辺鄙な場所まで足を運ぶのでしょう。
ところで今年のNew Year resolutionは
通訳ガイドとしての年収を大台に乗せる。
スペイン語で簡単なガイドができるようになる。
の2つにしました。自分にとっては「壮大な」夢ですが実現に近づけれるよう頑張りたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
いつも大盛況の地獄谷野猿公苑