通訳案内士のブログ

収入源

Tipping in Japan is not common. There is a rumor among foreigners that tipping in Japan is considered rude or impolite, but that’s not entirely true. In reality, the majority of people in Japan have never experienced receiving tips. Employees at chain restaurants and large hotels are often strictly prohibited from accepting tips from customers. Because of this, some foreigners who have had their tips politely declined may assume that tipping in Japan is rude. Generally, you don’t need to tip workers at hotels or restaurants. However, if you’d like to tip your guides or drivers, feel free to do so—they will likely appreciate it.



外国人旅行者のキャッシュレス化はさらに加速し、特にビジネスで来日し、合間にツアーに参加する人は現金(日本円)を持っていない人が多いです。



従いチップを頂ける機会も金額もコロナ後は減ったような気がしました。



あと日本がメジャーなdestination(旅行目的地)になるにつれ、
「日本人にチップを渡すのは失礼に値する」
という意味不明なrumorが蔓延してきているというのも理由の一つだと思います。



そこで危機感を覚えた(?)私はツアー中にあまり下心が見えないように、かつ、客観的にガイドにチップを渡すのは全然"welcome"だということを伝える文言(script)を考えました。



お客さんにアメリカ人が多い場合は、上のような文章を日本の経済、前回書いた平均収入、家賃などを話す時にさらっと加えています。



ドッと笑いが起こりウケは良いです(ただ場の空気を読んで言わないと逆効果になるかもしれません)。



そのお陰か最近はチップの水揚げがコロナ前の水準に戻ってきたような感じがします。



我々通訳ガイドは日本人のお客さんを相手にする国内添乗員さんやバスガイドさんに比べ日当では恵まれています。



でも一年を通じて安定して働けない場合があるので稼げる時に稼がないといけないというプレッシャーがついて纏ってきます。なのでチップも貴重な収入源なのです。(何より現金収入というのがデカいです)



英語圏の旅行者、とくにアメリカ人はやはり"generous"です。ツアーが終わってお客さんにとってとても楽しい一日になったと感じてくれた人は、その感謝の気持ちを「チップ」で表現してくれます。



私はアメリカのtipping文化はそれはそれで素晴らしい文化だと思っています。



日本では渡す必要がないと分かっていても、また上述したようにチップをあげることで気分を害してしまうかもしれないと思っていたとしても、それでも感謝の気持ちとしてチップを渡してくれるのですから。



私もガイドとしてチップを少しでももらうと「報われた」気持ちになります。収入源としてもそうですが、お客さんの「気持ち」が感じとれて嬉しいです。



考えてみたら日本の贈り物文化も同じですよね。







通訳ガイドは立替えも多い職業です(特にうちの会社は)。



売掛がきかない飲食店での支払いや新幹線のチケットなどカードで立て替えているとポイントも結構たまります。今月は特に多かったです。



チップ同様これもちょっとした「収入源」と言えるかもしれませんね。




コメント一覧

guideinterpreter
@cforever1 クリンちゃん、お返事おそくなりました。
日本同様チップの文化がない国の人やstingy(=けち)の印象が強い国から来た人からいただけるとめちゃくちゃ嬉しく思います。あと時々、どう考えても一桁間違えているだろう?って位の額面をくださる人もいて、「これ間違いではないですよね?」と念の為聞いています。すごい高いホテルにとまってる人や見るからにお金持ちそうな方には聞きませんが、素朴な若いカップルとかから2万円とか渡されると、大体2千円と間違えているんですよね。
guideinterpreter
popraさん、お返事遅くなってしまいすみませんでした。

チップ、私も最初は苦手でした。ハワイでは会計にすでにチップを含めた「日本人向けの勘定」が存在することを知りました。今でもあるのかな?あるレストランで店員さんと英語で話し、親しくなったら会計の際に「普通のチェックの方がいい?」と申し訳なさそうに聞かれたことがありました。よくわからない人はすでに払っているのに、さらにチップを置いていくそうです。

日本でも旅館にとまると両親は5千円札なんかをティッシュにくるんで中居さんにそっと渡しているのをみてきたので、私もそうしないと気まずくなって今でも中居さんが部屋で世話してくれる際にはチップを渡しています。あとそのおかげでタクシーのお釣りも小銭は今でも受け取らずに運転手さんに渡しています。こっちだってお金惜しいのに、なんかそういうところは見栄はってしまうというか、親世代でやってきてきたことを習ってしまうのか抜け出せないでいてモヤモヤします笑
cforever1
そうそう✨⤴気持ちですよねチップは💛
うちのチットもお金にならない仕事がいっぱい発生してますが、かんしゃ(感謝)の菓子折りなどをもらえるとホクホクしています🎶
案内士さま、このさいチップをいっぱいくれそうな国の言語を習得するという作戦はいかがでしょうか✨英語とスペイン語があれば世界の大部分のチップをカバーできるでしょうが、アラビア語あたりは一発デカイ収入(チップ)が得られるかもしれません👑✨←来日したアラブの王子が案内のお礼としていきなり1億円くれることをイメージしています🐻クリンより💛
popra
こんばんは😃🌃
お疲れ様です😌💓
苦労されているのを明るく表明して「水揚げ」の効果ありっていうエピソードですよね⁉️
外国旅行ではチップをどうしたらいいのかとか、悩んだ思い出が😅
感謝の気持ちをチップで伝えられた時は、旅の思い出と共に素敵な気分になれましたね🎵
日本ではチップを渡すことは全く考えませんね➰世界の文化いろいろですね☺️
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