グッピーのブックレポート

ネイリストグッピーの日記とブックレポート♪
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人はいくつになっても、美しい

2016年09月08日 | エッセイレポート

「人はいくつになっても、美しい/ダフネ・セルフ 著/幻冬舎/2016」

この本と出会って、初めてダフネさんを知ったのですが、
とても美しい方です。
文章や言葉遣いが丁寧で考え方が綺麗なのです。

70代になってからモデルに再挑戦し、
今もまだ現役を続けているダフネさん。
明るくて前向きで、柔らかなダフネさんの
ファンになってしまいました。
年を重ねると心も体も固くなると感じていたのですが、
年を重ねても人はこんなに柔らかで上品でいられるんだあ
と希望を持てる、そんな素敵な本です。
ダフネさんの様に優美な女性になりたいです。


グッピー

ひるまない

2010年03月08日 | エッセイレポート
今日は夕方のニュース番組でおなじみの

安藤優子さんのエッセイを紹介します

安藤さんのスタイリッシュに着こなすシャツ姿は

いつ見ても凛々しくて、憧れの人の一人です。

「ひるむ」こととは無縁のように見えますが、本には

今でも「ひるみ」ながら仕事をしている自分がいると

書かれていました。

新しいことや苦難にも挑戦してゆく力が

安藤さんを支えていて

自分と向き合って意識的に自分をコントロールしてゆく日々が

あのシャキッとしたひるまない姿を

生み出しているんだろうなぁと思いました。

特に印象的だった言葉は、


”コントロール”と”成熟”って、私の中では同義語なんです


という部分です。

生きていると感情、気分、体調、人間関係など

自分の意思ではどうにも解決できないことがあります。

それらに悩まされて人はお酒を飲んでみては、美味しいものを食べに行き

それでもどうにも解決できないことも多々あると思うのです。

そんな日々の苦悩も自分の気持ちの持ちようで

さらりとこなしてしまう安藤さんは

本物の”成熟”した大人なのだなぁと感じました。

日々のニュースを坦々と伝え続けなければならない

アナウンサーの生きる技を教われて、なんだか得した気分です

他にも沢山の技が載っているので、気になる方は是非読んでみてくださいね



第二ボタンを開けてるのに清楚な印象を維持してるのは

やっぱり凄い大人の証なんだろうなぁ






ひるまない/安藤優子/講談社


あのころ

2007年07月15日 | エッセイレポート
さくらももこの爆笑エッセイ3部作
第一弾「あのころ」/集英社文庫


この本、本当に面白いのでまだ読んだことのない方に
是非ぜひおススメです

幼かったあの頃に経験したできごとを振り返り、
子供だったころの視点と大人の視点の
両方で書かれているところが好きでした

誰もが経験したことあるような日常生活が話題なので共感しやすく、
自分の幼かった頃を思い出したりして、
懐かしさを感じながら、非常に楽しく読めるのが良かったです
一番面白かった話は『家庭訪問の思い出』です
先生が来るというだけで大変な騒ぎ
場面が想像できるからなおさら笑えます


通学中に電車でも読もうと思ったのですが
面白すぎて笑いをこらえるのに必死になりました
家でおなかを抱えながら大声で笑って読んだほうが
楽しめるかもしれません
そんなステキな笑いのエッセイです


2007年07月13日 | エッセイレポート
木 幸田文著/新潮文庫


「木は一生住居を変えない。

-中略-

生まれた所で死ぬまで行き続けようと、

一番強く観念しているのは根にちがいない。」


木が生きるということについて、

木の立場に立って深く思いを巡らせながら、

全国各地を訪れるエッセイ。

幸田文が木と関わる中で、木の生命力や強さを感じ、

人と木の歩みを考えます。
特に、木の生命力の中に

人間の生き方を見出してしまうところが印象的で
美しかったです


身近に存在する木の話であるからこそ、

リアルで心に響きます。

繊細な表現ややわらかい言葉が協和して

読み手の心を豊かにする

素敵な本です



海からの贈り物

2007年07月06日 | エッセイレポート
本を買うようになって間もない頃

本屋さんで見つけました

帯にはこう書かれています

世界中の女性達へ。
GIFT FROM THE SEA

一人の女性として

女性の生き方、自分の満たし方を

書き綴った心温まる内容です

新潮文庫の100冊に選ばれた一冊で

美しい貝殻の表紙が目を引きます

「海からの贈り物」アン・モロウ・リンドバーグ著/

吉田健一訳/新潮文庫です


このあわただしくて

雑念の多い日常生活の中で

いかに自分を満たし
自分の人生を楽しみ

有意義に過ごしてゆくか    


海から浜への贈り物を受け取って

静かに考える著者の心の余裕と

そこに流れる時間のゆとりが味わえて

読者の心も落ち着きます    
                

世界平和にまで広げて考えさせられる

非常に心に残る作品でした