くじけないで

『くじけないで/柴田トヨ/飛鳥新社/2010』

当時97歳の柴田トヨさんの優しくて心温まる詩集📕

化粧

倅が小学生の時

お前の母ちゃん

きれいだなって

友達に言われたと

うれしそうに

言ったことがあった

それから丹念に

九十七の今も

おつくりをしている

誰かに

ほめられたくて

なんだか涙が出てきました。

女心に満ちていてとても良い詩ですよね♪

他にも心に染み入る言葉の詰まった詩が沢山です。

亡き父がたくダネ！で取り上げられてるのを見て

おすすめしてくれてこの本📕

白寿の処女詩集

白寿になっても新しいことに挑戦していることが

素晴らしいし、憧れです。

先日紹介した88歳のダフネ・セルフさんもそうだけど

新しいことにトライするおばあちゃん

素敵だなと思います✨

こういうおばあちゃんになるために

今から歳関係なく新しいことにトライする人でありたいと思います。

グッピーは今転職活動中

新しい環境探しにくじけないで頑張りたいと思います。

くじけないで くじけないで [単行本] [Mar 17, 2010] 柴田 トヨ 柴田 トヨ 飛鳥新社

薄くて読みやすくて、とても心を豊かにしてくれる一冊、おすすめです。

グッピー

クレーの絵本

『クレーの絵本/谷川俊太郎 著/講談社/1995』


パウル・クレーの絵を挿し絵に
谷川俊太郎の詩が綴られている
素敵な絵本です。

クレーの絵も谷川俊太郎の詩も
大人から子供まで楽しめますけれども
この絵本は大人向けかなあと感じました。
内容にもボリュームがあります。

グッピーの好きな絵はこちら。

「パルナッソスヘ」


最近、絵を見ていると
久しぶりに絵を描きたいなあって想いが
ふつふつと沸いてきます。

去年は塗り絵に挑戦しましたが、
今年はそれに加えて
絵画を再開しようかなと思います。

あと、話は変わりますが
今日とある素敵な石の照明を見て
四年前に作りかけて挫折した
和紙の灯りも完成させたいなと思いました。

グッピーはいつも表現者でありたいと思っています。
今年は沢山表現して行こう☆


グッピー

モーションシルエット かげからうまれる物語

不思議な詩集を見つけました！
影絵と詩がコラボレーションされた本です。
左右のページに異なる背景が描いてあり
真ん中に切り絵が挟まっていて
左ページから右ページへ
影を動かしてお話が進んで行く素敵な詩集です。
詩も見開きで１つとなっていて
とても美しい構成になっています。
世界で最も美しい本コンクールにて銅賞を受賞。

子供のおやすみの本に
影を楽しみながら
一緒に読みたくなるような
そんな一冊になっています。

「モーションシルエット かげからうまれる物語/シルエットブックス著/グラフィック社/2015」


グッピー

くじけないで

「くじけないで／柴田トヨ／飛鳥新社／2010」

貯金

私ね 人から
やさしさを貰ったら
心に貯金しておくの

さびしくなった時は
それを引き出して
元気になる

あなたも 今から
積んでおきなさい
年金より
いいわよ


ー柴田トヨ


このブログ「グッピーのブックレポート」は、
グッピーと読者の方の
心の貯金であってほしいと思っています。
本の紹介以外の記事がいっぱいですけれど、
ブックレポートされるのを待っている本達を
一冊一冊ゆっくりと、紹介して行きたいと思わせてくれた詩集です。
心の貯金におすすめの一冊です。



グッピー

ことば

グッピーのお気に入りの詩が二つあります
ことばと生きかたと自分自身について書かれていて
表現方法が異なるので受ける印象の違いが興味深いです
こんなにも言葉の表現は豊かで無限で面白いんだなぁと思いました



自分の考えに気をつけよう
　それは言葉になる
自分の言葉に気をつけよう
　それは行動になる
自分の行動に気をつけよう
　それは習慣になる
自分の習慣に気をつけよう
　それは人格になる
自分の人格に気をつけよう
　それは運命になる

　　　　　　ー著者不明ー



「ことばのとおりに」

読むだけでは美しいことばもただの文字
しゃべるだけではりっぱなことばもただの音
ことばのとおりに行うとき
ことばのとおりに生きるとき

あなたはほんとのあなたになれる
私はほんとの私になれる

波紋のようにこころにひろがる
かみなりのようにこころをゆるがす
こころから生まれてこころにとどく
ことばの力はこころの力

多すぎることばはさわがしい
こころの底の静けさがことばのふるさと

　　　　　　　　　　　ー谷川俊太郎：著ー
　 『すこやかに　おだやかに　しなやかに』



みなさんはいかがですか？
グッピーは「ことばのとおりに」の詩に出会うことで
民族固有のの文字や文化・宗教的な背景のイメージが湧いて
言語の魅力を感じました
ことばと生き方と自分はグッピーのこころのテーマになりそうです。
こころにとめておきたいお気に入りの詩です