緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

自らの死に気づけない死者を描いた映画パッセンジャーズ

2019-02-25 22:32:37 | ヘミシンク
 セラピストのクレアは飛行機事故の5人の生き残りのケアを任された。一生懸命関わろうとするが、クライアントは次第に減っていくし、一人のクライアントからは言い寄られる。しかも、そのクライアントはクレアのことをよく知っているようだ。クレアの行動を航空会社の職員と思われる男がいつも監視している。事故原因を隠すためかとクレアは疑う。
 仲たがいをしてしまった姉と仲直りをしようと姉の家に行っても姉はいつもいない。二回目に行ったとき航空会社の男が現れ、カバンを置いていく。その中身を見ると、乗客名簿があることに気づき、それを見るとなんと自分の名前があるのを見て、クレアは突然自分が事故機に乗っていた乗客の一人で、言い寄ってきたと思った男は飛行機の中で親しくなった男性だったことを思い出す。
 つまり、クレアとクレアに任された生存者はみな自分が死んだことに気づけない死者だったのだ。そして、航空会社の職員はその飛行機を操縦していたパイロットであった。つまり、そのパイロットは自分の死に気づけない乗客達にに最後まで責任を取ろうとして、付きまとっていたということになる。私はクレアが乗客名簿を見るところまで全然気が付かなかった。自分の死に気づけないということは、この映画のような状況に置かれるのだろうか?私は死んだらすぐに自分の死に気づけたいものだと思った。

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