ぐるぐる・ぶらぶら

歌舞伎と映画と美術と読書の感想

【映画】劇場版「進撃の巨人」完結編

2024-12-01 00:00:00 | 映画
轟音上映で観ましたよ。
耳が心配だったけど、そこまでではなく楽しめました。

TV放映の前後編一気に。
改めて、すごい物語構成だったのだなと思うのと、
最終決戦の絵の動きの凄まじさ。あの構造のどこで誰がどう動いているか
おそらく設計された上での局所表現であろうと思うといやはや。

(2024.12.1)



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【映画】侍タイムスリッパー

2024-11-09 12:00:00 | 映画
立ち廻り(映画だと"殺陣"というのかな)が圧巻なのはもちろんのこと、
剣劇のほか、日常含め、
俳優さんの着物越しに立ちのぼる身体の存在感がものすごい。

タイムスリッパーすなわち、見知らぬ身元不明者をも温かくのみこむ
人々のやわらかさもまぶしい。

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公式サイト:https://www.samutai.net/

(2024.11.9)

※2025/1/4 更新さぼりを2025正月休みに一気に挽回中。鑑賞日付で公開。

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【映画】映画 ギヴン 海へ

2024-10-01 12:00:00 | 映画
アニメーションで音楽を描いてる。
うたが、思った以上にくる。みごたえ。

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公式サイト:https://given-anime.com/

(2024.10)


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【映画】ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ

2024-09-01 12:00:00 | 映画
ツンデレ?
でもどうみてもりょうおもい、
老い先短い感じだからさっさと通じ合ってほしいわ、と
思う30分、ここで終わり?最後の表情もういっかいみたい。

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公式サイト:https://www.hark3.com/strange/#

(2024.9)


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【映画】ブルーピリオド

2024-08-31 13:20:24 | 映画
描き続ける行為をどう映像にするのだろうと。

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公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/blueperiod-moviejp/

美大受験、画材と予備校と、お金もかかりそうなのよね。

(2024.8)



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【映画】劇場版モノノ怪 唐傘

2024-08-31 12:00:00 | 映画
めくるめく映像がすごかった。
ビデオでもう1回2回じっくり見直したい感じの。
背景に刷り込まれた図像が好奇心誘う。
続編も観たい。

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公式サイト:https://www.mononoke-movie.com/

プログラム買い損ねてネット発注したけど届くのは11月ですと。
#これ書いてる現在は手元にあります。

(2024.8)

※更新さぼりを2025正月休みに一気に挽回中。鑑賞日付で公開。


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【映画】PERFECT DAYS

2024-01-02 11:08:30 | 映画
東京のなかにある景色、平山の暮らしの光景、の切り取り方・つくりかたとか、
役所広司さん演じる平山の表情のありようとか、ちいさなエピソードの積み方とか。

時を経るということと、みずみずしさと。

ことし年明け最初の日に目に心に入れるのに、最良のものでした。

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公式サイト:https://perfectdays-movie.jp/

(2024.1.1)


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【映画】ザ・クリエイター/創造者

2023-11-08 22:33:50 | 映画
AIを殲滅しようとするUS軍、AIと共存しているアジア圏という構造で。
子供のなりをしたそれは自己成長型で、影響範囲無限大に至る勢い。
絵はよくできてて、アナログ&レトロで鄙な光景と、SF的未来都市や兵器の造形。
SFのスタイルで描かれたおとぎばなし。

国家の自己中心性に立った暴力の行使への批判。
理不尽でためらいがなく無差別な暴力が、生活を破壊する様を何度も何度も見せつけている。

AI(機械+知能)を題材にしているけれど、人工のレベルが超ド級なのでほぼ神、
このあとこの子はどうなるのであろうと見終わって考えずにはいられない。

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公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/thecreator

(2023.11.8)



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【映画】ジョン・ウィック コンセクエンス

2023-09-24 22:31:05 | 映画
キアヌ・リーブスによるジョン・ウィックのシリーズ第4作です。
導入部で前3作のあらすじをさっと流して、つまりは、戦闘が必要な状態に至っている
ところからスタートですから、もう最初っから撃って打って蹴って切って刺してぶん投げて、が、
ほんとうにみごとに途切れのない流れで繰り出されていきます。
前作の感想でも繰り返し書いてるのですが「すごすぎて笑う」。

インターナショナルに転戦する本作では、各国の景色の中でのバトルやカーチェイス、
ロケハンすげー!!(あるいはそっくりにしつらえたセットか?CGか?それもならそれですげー)と、
折々に差し挟まれる天井が高い建物がうみだす、神とか人智超えの意思の思わせぶりと、
主役級の俳優陣の、素人目にもものすごく高度高価で、せくすぃな身体を際立てるスーツとか
みどころが絶え間なし。
ラウンドアバウトのカーチェイス、サクレ・クールの階段落ちの繰り返しもすごかった。

暴力的な描写は本来得意ではないのだけれど、キルカウント最大だという
あれだけ大量にあるバイオレンスが、数個のシーンを除いて、痛みを連想しないで済むのが
自分でも観ていて不思議だった。
とにかく全部きれいにきまるので、舞や型を観ている感じになっているのかもしれない。
あるいは職人芸を堪能している感じとか。

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公式サイト:http://johnwick.jp/

んで、女性の扱いがおおむね旧来型である。徹底しているので何かの美意識であろうか。

(2023.9.24)



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【映画】リバー、流れないでよ

2023-07-02 11:07:20 | 映画
もとは舞台劇なの?と思うほど不条理がコンパクトにまとまっていて、
雪景色のいったりきたりと水流の画像に知覚を乱されつつ
ときどきくすくす笑ったりツッコミ入れたりしながらなりゆきをみまもる。

座席でじっとみているのに、身体疲労感を得てしまい(階段が…)、
人間の脳のミラーリング能力すごい、と妙な感慨も持ったのだった。

作家と猟友会?の体験がインパクトあるよな。
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公式サイト: https://www.europe-kikaku.com/river/

神社と旅館のしつらえがすてきで、舞台効果満点。
ほわほわした設定のものがたりの足元をしっかりさせている。

(2023.7.1)



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【映画】怪物

2023-06-04 21:11:28 | 映画
観客が暗に脳内に構成する”設定”は、
やわらかくけれどきっぱりと、反転させられる。2度。

印象的な出来事、景色、天候、衣服の色、ことば、小さな物たちは、
”あのとき”を特定する符牒として緻密に配置されている。

ああ、なるほど、と思いながらも、ちくちくと硝子の破片の触れたように胸が痛むのは、
登場する誰かに対する批判的な心情を持った罪悪感、ではなく、
透明感にあふれる”彼ら”の、青葉のような感性が直面しあるいは直面するであろう
理不尽の予感からだろうか。

解釈をどう述べようとしても、言葉にしたら陳腐になりそうで書けない。
うけとって、かかえて、苦みや痛みやねがいなど、小さな種々の情動が、
わらわらと手の内に在るのを、ジャッジせずにあるがまま持っていられるかを
試されている気がした。

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公式サイト:https://gaga.ne.jp/kaibutsu-movie/


(2023.6.4)



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【映画】帰れない山

2023-05-05 20:45:44 | 映画
彼らの、この痛みを感じるほどに強いつながりは、何であろうか。

自分のしたいこと・居場所を自覚してひたすらそうあろうとする片割れに
おのれを照らして自らに問いをなげつづける片割れ。

「俺は 好きなことをする」(ブルーノ)

かれらの人生のできごとは、自然の光や冬の怖さ厳しさとも重なってみえ、
分かりやすく完結するドラマパッケージと一線を画す厚みがある。
観る者は、清涼も渋みもふくめてなんども噛み締めざるをえないだろう。

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公式サイト:http://www.cetera.co.jp/theeightmountains/

(2023.5.5)



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【映画】サイド バイ サイド 隣にいる人

2023-04-15 12:00:00 | 映画
テンポといい展開といい、安易な予想の線上にはない。

台詞の間合いが割と長いのだけれど、そういえば誠実に言葉を口にしようとしたら
こういう感じになるよな、と思う。

ものがたりに、激しい変動があるわけではないのだけれど、
よくよくみればあんがい、とくべつなことがおきているようだ。
ひととひとのかかわりからそれは生じていて、
やわらかく、優しく、そうして不可逆で少し切ない。

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公式サイト:https://happinet-phantom.com/sidebyside/

(2023.4.15)



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【映画】シン・仮面ライダー

2023-03-21 21:27:15 | 映画
感想まとめにくい作品なので、箇条書きにします。

・バイク走行、空中戦、真剣、戦闘みどころ多い。
・サイエンスっぽいリクツが、イマドキなサイバー要素入れて、よく練られてる。
 空中元素固定装置+ヨガ(の呼吸、プラーナ)、トランスヒューマニズム…
・(TV放送見てた世代として)TVプログラムにおけるフレーミングはそうかこういう感じだったとニヤつく。
  -どうやって侵入したかは端折っていいし「どうやって入った」とは問わない
  -屋外の広い場所に移動して戦闘
  -そこがどこかというリクツは不要
  -山を背景にした平地、コンビナート、操車場、、
・悪役のおまぬけ要素(キュートの素)にもニヤつく。
・文字通り破壊的な身体能力を表現するためとはいえチノリガー。
・キャスティングがリッチ。演技派ならぶ。排他性質キャラ並ぶが全体はウェット。
・森山未來さんの所作がうつくしい。

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公式サイト:https://shin-kamen-rider.jp/

(2023.3.21)


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【映画】Winny

2023-03-21 21:24:57 | 映画
リアルの成り行きをうっすら知っているから、観たら苦いだろうなと思ったけれど、
観ておかなければいけない気がした。

当事者の方と世代が近いし、IT業界にいるので、この事件は外形的には知っていた。
当時の私は、今よりも”人”を重く扱えていなかったし、つくったモノの機能に関する争いとして
見ていたと思う。人の創造性、ひいては人生が賭された場面であると気づけなかった。
見過ごしを直視する。
エンドロールでのご本人の映像と、作中の東出さんの見せる人物像の重なりがおおきいことも
影響している。ああ、こういう技術者のひと、いる。いるよ。純で、尊敬できて。悲しいね。

Winnyに関する裁判に、もう1つ別の告発、ものがたりは、2つが平行で語られる。
なぜこの語り口にしたのかな。批判でなく素朴に、意図に興味。

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公式サイト:http://winny-movie.com/

(2023.3.18)

#投稿さぼってたので1か月分連投いきます(2/11~3/21)



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