くだんの業界(高速取引じゃなくてインフラの方)界隈にいる者として
「長距離ファイバーを引き通した奴ら」の物語を見に行ったつもりだった
のですけど。
「長距離ファイバーを引き通した奴ら」の物語を見に行ったつもりだった
のですけど。
そういう話だったのか…実話ベースだっていうから、主要キャラクターが
どうこうは別として、工事の結果については事実なのだろうと類推すると、
想定してたのとは別の、技術の日進月歩が引き起こす、ほろ苦い感慨が
浮かんできます。
ストーリー中盤から、人物や起こったことはドラマ用に相当脚色されて、
事実とは遠そうだなと思いましたが、それならそれで。
俳優陣の演技はとても魅力的でしたよ。
-----
公式サイト:http://hummingbirdproject-movie.jp/
総合プロマネみたいな立場のマーク(マイケル・マンド)の
超プロフェッショナルな土管工事屋さん像がかっこいい。
アントン(アレキサンダー・スカルスガルド)がいじっているアルゴリズムは、
高速取引のじゃなくて、通信プロトコルかその下位辺りだと思うのだけれど、
何をどう工夫してたのだろう。
工事工程のどこまでが真実なのだろう。
知りたくなってきましたが、満足いく情報は検索に掛からず。原作を読むべき?
原作は、超高速取引業者の詐欺を暴くのがメインらしいから、
インフラ工事についてはあんまり情報が期待できないかな。
「フラッシュ・ボーイズ」(文春文庫)
(2019.10.5)