一人ひとりの個性が十分に発揮できる街、ポートランド。今住んでいる西側区域はIT関係の人が多く住んでいる。どちらかというと常識的な人が多い。インテルやナイキなどの社員も多い。
ポートランドは”アメリカで一番、住みやすい都市”と言われているが、誰にでも快適という意味ではないらしい。どちらかと言うと、教育レベルの高そうな人が多い。その上、とても個性的な人が多く、余り細かいことを気にせず自然に振る舞い、無理に自分を主張せず、田舎の人のように人懐こい。どこに行っても、自分の家族のように話しかけてきたりするので、一人でいても家族といるような錯覚に陥る。東洋人も多くいて、メキシコ系、アフリカ系、本当にアフリカや中近東や中南米から今来たばかりのような発音の英語を話す人も多くごちゃ混ぜの様相だが、オレゴンの人々は気にしない。町中が家族??住みやすいとは、自然体で生きられると意味か?
町の中心から東側の人たちは少し違う。古い落ち着いた家が多く、住人はお年寄りが多い。前に我が家が電車(ストリートカー)の駅のそばにあったときは、『今日の電車は小さいな』と思って、よく見ると近くの交差点から左折するつもりの運転中のお年寄りが真ん中にある電車の線路の上に左折してしまって、角から3軒目の我が家の前あたりまで入ってきてしまっていたのだ。この辺は、路面電車でもスピードを出すため、線路は普通の電車のレールのように砂利で盛り上がっているので、ガタガタ揺れたはずであるが、パニクルと、どうしたら良いか分からなくなるのかも? ブレーキとアキセルのふみ違いも危ない。冷静でいないといけないが、シニアは自分の能力の衰えを必要以上に意識し心配し自信を無くし、頭が真っ白になるのかもしれない。私も高齢者なので他人事ではない。