トンネルを越えて相川へ。ところがこっちの海はそんなに白波がたっていない。
両津湾は吹き出しの風とはいえすごかったのである。
釣場を探していろんなところを見ていた時、沖のテトラへゴムボートで渡っていた人の
挙げてあったボートが風で飛ばされそうになり、何とか一番上でかろうじて飛ばされずに済んでいたのを見て来たのである。
ウサギ(風で起きる波頭の白い様子をいう)も一面に飛んでいたのである。
釣場へ着くとクラブfの会長山本さんがすでに20匹ほどのクロダイを釣り上げていたのだった。
片岡さんと川井君もクロダイをゲットしている。話を聞くとどうやら浅い場所がいいらしい。
みんなが釣座を選んで竿を出すのを確認して空いているところへと入った。
どうりで目の前に邪魔な藻が乱立していて取り込みにくそうである。
しばらくすると際を狙っていたOさんが竿を曲げている。玉網が入り「これなんだ?」と聞かれる
行ってみると大きなタケノコメバルだった。
40センチは超えている。また、僕の隣のAさんもクロダイを上げている。
なかなかいい感じではあるが、ピークは過ぎているようだった。
そのあと僕のウキが入った。あわせるといい感じの引き。クロダイだ。
しばらく遠目で暴れさせ、それから一段高いテトラへ上り、強引に藻の上を滑らせてきて玉入れ。
42センチくらいあるかなしかのクロダイであった。
実はそのあとのこと。
横のAさんが結構いい型のクロダイを掛けてやり取りしているとチモトあたりからハリス切れしたのだ。
しばらく本命のアタリが遠ざかりエサがとられる。先の方の人はメジナがポツポツ食っているようだ。
そして30分も経ったろうか。僕のウキにかすかな変化。少し入るが持っていかない。
藻にでも掛かったかな?道糸を修正するとさらにもう少し入る。
ええいままよ!!合わせるとしっかりした手応え。ゆっくりとやり取りしながら手前には寄せないようにする。
いったん向こうへ行ったクロダイがテトラ沿いに沖方向へ。
高い場所へ立っているため移動は無理。しばらくの沈黙のあとなので皆が僕を見ている。
こりゃ~強引にやらなきゃダメだと強引にこっちを向かせて浮かせにかかる。
手前の藻の中に突っ込む。さらに竿を絞る。藻の下のほうでゴンゴンと首を振るのが解った。
一呼吸置いてスッと軽くなった。
さらに一呼吸置いて大爆笑と拍手の渦が巻き起こったのだった。
見るとチモト付近ですれて切れていたのであった。めでたしめでたし。
二人のバラシでそのあとは全くクロダイのアタリは途絶えたのであった。
みんなゴメンナサイおいらのせいです。
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