一句鑑賞

書き忘れにしては長いが

コロナウィルスの影響はこんな所にも・・・

神社の春の大祭が中止です。

御遷宮とも言いまして、二年に一度の遷宮行列が中止となりました。

三つの輦(の字だったか?)にご神体を頂き、一キロ先の頓宮へと参り帰ります。

輦とは高貴な方が乗られる輿または車輪付きのものだったか?

輦の後ろには稚児行列が獅子頭の紐を持って続き、その後ろは伶人が龍笛など吹き雅楽を奏でて続きます。後には馬の張り子や賽銭箱などが、いわゆるワンセットで、三組の輦の行列となります。正確には一の塔(?)・・・字を忘れまして広辞苑で調べたのですが、分かりません。

そういった祭りには老若男女が集い、それぞれの役割をこなして祭りを支えています。

中止は仕方ないと思います。

ちなみに私は伶人で竜笛を担当しておりました・・・<(_ _)>

 

この遷宮というものは、お神様も一所にずっとお座りになっていてはお疲れにもなるでしょうし、その周辺も傷みが生じましょう。ですからちょっとお移りになっていただく合間に、掃除ではありませんがきれいにしてまたお帰り頂くということですね・・・簡単に言いますとそうなんでしょう。

お伊勢様の遷宮はそれが見事に形として千何年でしたっけ?連綿と続いております。

その遷宮の原型は、意外に素朴ではないかと考えております。

3世紀初めごろの北部九州にスーパーウーマン神功皇后さんが居ました。彼女は遍く人々の暮らしが成り立つように日々祈りを捧げ、天候を詠み作物の豊かなることを願いました。

彼女が支配とは逆なんですね、彼方此方の集落の人々から崇められていたのは、そういった天気を見て作物のことを伝えていたのでしょう。

その彼女が今年は、おらっちへやって来る。じゃあ住まいを新築しておこうと・・・次の集落もまた前の集落に負けずに立派な住まい(神殿)を作ってお迎えしたのでしょう。

これが遷宮の始まりだと私くしの私見としておるのであります(笑)

このように日本ではそこまでは仰々しくはなくとも生活の中に残っているようですね。歳の新たまりや田植えを行う前に祭りをして豊作を祈り、また収穫が済んでの秋の大祭などです。

いわゆる一つの区切りといいますか、今でいうとイノベーションの起点となるものだったのでしょう。

人が集まり誰かが今までにない新しいことを見せて、人々の驚きがまた次の驚きを産みながら連綿と続いて来たのですね。

 

さてコロナです。昔も天変地異や流行り病などありました。多くの犠牲は有ったでしょうが人々は、地を歩くことを続けながらそれらを克服してきました。今回も必ずと私は信じております。頑張りましょう。

といったところでまた俳句へ・・・

明日はお米を買いに出かけますんで、秋月周辺を歩いみるか。

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