一句鑑賞

リンを鳴らして

実はかなり変化している。

難しいことではなくて、お盆の過ごし方というか設えのやり方と言いますか。

祖父母が健在の頃は、お墓へお参りしてご先祖を連れ帰るということで、小さな提灯を持ってお迎えに。迎え火を焚き、茄子に割りばしを刺して牛に見立てて父母はしておりました。

祖父の初盆となれば親戚、ご町内からお参りに来られて、その接待だけでも大変だったのは母ですが。祖母のときもそうでした・・・この時期の父は議員などしてましたから、多くの人がお参りに来られるので、お礼の品が足りなくなったことがありました。

この時に母が選んだお返しの品は、ふだんの買い物で西友のテナントに入ってたお茶屋さんに依頼して100gほどのを簡易に包装したものでした、44年前です。葬儀社はまだそこまでの手配などやっていない時代でした。

そのような時代があり、次第に葬儀社がビジネスとしてのスタイルを作っていきました。全てお任せくださいですね・・・父の時、妻の時、母の時とお世話になりましたが、楽ですが費用が嵩みます・・・(-_-;)

私の時は・・・いつでしょうか?葬儀ビジネスも変わっていますでしょう。でも私流で済ませたい。そう、済ますのですね。たぶんショパンの40番かなんか流して、読経も戒名もなしで済ませたいと考えております。できたら自宅でと。

今日は仕事を休んでいるので、息子にご近所に初盆は無かったかな?と訊くと・・・?無いんじゃない?と返事です。そうか、町内のお葬式もしばらく行ってないからな、などと。

初盆のお参りは、故人との久しぶりの対面ですが、実はご遺族との短い会話が大切で・・・その方との思いでというか接点ですね。その時に心に受けたものを下敷きにしてお話しします。どなたもなさっていますでしょうが。

こういった事がありました、あの時にこんなことを話しました。などなどと話すわけですが、本当にその方から教わったこと、事実を言うように心がけています。出会いをお話しします。

といったところで、世の中はかなり変わって来てるのではないかと。

おやすみなさい 合掌

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