一句鑑賞

慌てる

朝一番に、取引先のスーパーに納品に行きました。隣りはドラッグストアです・・・

!!!?・・・なんで開店1時間以上前のストアに並んでいるの・・・トイレ紙ですね・・・情けない。

20数名は並んでましたね、この寒空に1時間以上も前から・・・感心してます。彼らの忍耐に。

現実にこんな景色を見るとは思いもしませんよね!

呆れかえって、ちらと見るだけにとどめましたけど(-_-;)

 

いわゆるワイドショーなんかが、トイレ紙の流通のことは言わないで、ただ並んでいるとかを流してします。

今回のトイレ紙騒動の原因はワイドショーでしょうね。ニュースでは製造も在庫もあるから大丈夫だと言っているのにね。

トイレ紙12ロールが一つ下げになってます。お一人当たり12ロールあれば半年はOKでしょう。それを二つも三つもと買い求めてらっしゃいます。何年分を買うつもりか!?

午後に、いつものAコープに行きますと、生活用品コーナーのトイレ紙やキッチンペーパーの棚には商品がありません!傍らで3人の主婦さんの足し噺が聞こえます・・・あそこの〇〇店でも売り切れだったとか、うん!あそこもよ!とか話の内容が聞こえる・・・あぁ!これが日本!涙が出そうになる・・・

皆が普通に買えば普通に買えるのに・・・と説明しようものなら怒られそうなので止めた。

見えていないとでも言えば説明は付くのだが、加熱しきった頭は耳から入る優しい言葉など一切受け付けないようになっているだろうから、そんな高揚感を邪魔しちゃ悪いので、その場からそっと離れる。

この短期間に、一家庭が一年分の品物を買い、それが全国的になるとどうなるか・・・

彼方此方のストアの開店に合わせて並びを繰り返すとどうなるか・・・

この国のかたちというものは、いわゆる分を知るといった時代からはるかに遠くまで来てしまっているらしい。

そんな品物を取り合ってどうしようと言うのか?

 

昨年の消費税率上げのときもそうだった・・・8%から10%へ。

ホームセンターに行くとこれもトイレ紙や洗剤などの消耗品などなど・・・たくさんお買い上げの様子を見ました。

例えばトイレ紙ですが、12ロールでおいくらですかね?

「私は感心するのですが、これほどお尻にやさしいペーパーが、このお値段でこれだけの量をと・・・感謝しております。むかしといっても、戦後から二三十年ですが、チリ紙とか落とし紙とか申しておりました。代用品としての紙もありましたが(-_-;)」

数百円ですね。たとえば税込み108円としましょう、その8円は諸費税としていままでも払っていたのですね。それが10%になると110円ですね。2円を節約するために・・・トイレ紙や洗剤などを例えば半年分買いますね・・・どれだけ節約になるでしょうか?万単位にはなりませんね。せいぜい千円くらいたくさん買えば別ですよ!その千円の為に費やす労力と時間ですが・・・たぶん、数千円以上です。

今回のトイレ紙騒動ですが、これは御自宅にあるスペースを埋めるだけの為だけにしかならないでしょう。最近なぜわが家が狭く感じるのかと思われたら、それは1年分のトイレ紙のおかげすよと答えが出ます。

どうぞワイドショーの皆さん、視聴者に媚びるコメントを言わないで、メーカーや流通の発表どおりに今まで同じようにお買い上げくださいと仰ってください!

昨今のTVキャスターの学乗り(学生時代の延長未成熟で面白ければ)的なコメに嫌気がさしております。こちらのNHKのキャスターは世間知らずというか世の中の仕組みさへ知らずのようです。どうでもいいけどね(笑)

 

こんな騒ぎが続けば、俳句モードになりますか?

人は日本人は、もっと心に余裕があった筈ですが。

だから俳句や短歌に傾倒される人が増えているのかもしれませんけどね。

これでいいんでしょ!今のところはね・・・ほんとうに何にもかも無くなることを想像できる人は、慌てふためきませんよね。

さて今から俳句を作ります

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