杉田久女に次の句がある・・・
炊きあげてうすきみどりや嫁菜飯 久女
久女はどんな心情をこの句に込めているのでしょう。
菜飯を食べ物とだけ捉えての句でしょうか?
青菜の色が炊き上げた米粒にうすく染まった色だけを詠んでいるのでしょうか。
このうすきみどりは自分の心情を言っているように思えます・・・
家族のために炊き上げた菜飯だけど、自分はほんとうに家族のために炊いたのだろうか?
家族に対するなにか情が薄くなっていはしまいかと・・・
そんな久女の心が見えるのですが。
色彩だけを見ていると、春らしいきれいな句ですね♪
そんなこと言ってる私は、豚肉の生姜焼きと新じゃがの煮っ転がしで夕食を済ませた。
この春の最中に菜飯を炊いてみたい。
新じゃがは出回っているけど歳時記では夏の季語になっている。
鹿児島産など早くから出てますね(笑)
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昨年の写真を・・・八女市ではぼんぼり祭りでお雛さまが飾ってあるでしょう。
これは堺屋という旧家に展示されていた箱雛。