一句鑑賞

虫の命も・・・

玉虫の死して光のかろさなる

かなぶんぶん生きて絡まる髪ふかし

 

歳時記から、二句とも野沢節子の句です。

虫の死は、地や枝葉を掴む力もない。

玉虫のあでやかな美しさも光沢もなくなっていく。

カナブンが髪に飛んできて髪に絡まっている。

すぐには飛び立てずにいるのが煩いのだが、それを払いのけたくなった自分も生きているのが煩わしいのでしょうか・・。

虫の生と死を詠んでいますが人の命も同じなんだと言っています。

 

あまりに暑いのでウォーキングも控えている。

コメント一覧

koh
ありがとうございました
丁寧に教えて頂き感謝しています。
俳句も益々深くなっていきます(^_^;)
こんな調子の軽い私で、コメントにギョッとされる事もあるかと。
こちらこそお許しください。

はい!もうちょっとですものね、元気に乗り切ります♪
一句鑑賞
遅くなりました
こんばんは
毎日うだるようでを超えた暑さです。
入道雲ははるか遠くで夕立もありません。
ざっと一雨来ると一息つけるのですが・・お元気そうですね。

さて、ふかしですが。
これは作者のことを少し書かないといけません。
彼女は1920年生まれ、フェリス和英女学校に入学するも脊椎カリエスを発病し中退。闘病中は芭蕉に始まり、大野林火の一冊(現代の俳句)に出会って生涯の師を得ます。
師からは「清純にして清冽」とその作風を讃えられています。
その後は詳しくは書けませんのウィキペディアをご覧ください、すみません。

で俳句の各賞を受賞したり、女性の為の俳句普及にも力を入れた方です。
後に結社「蘭」を創刊されました。その蘭の編集に携わった一人が我が師だったりするものですから、私も少し肩入れしてます。確か花神社から出てた彼女の一冊を持っていたのですが、どこぞへ紛れ込んでいるようで出て来ません。
没年は1995年75才でした。

この髪ふかしの句は、療養中だったのではないかと思います。
思うように美容院へも行けずに手入れできない髪をうるさく感じているのではないかと思います。
それを深い→ふかしと言っているのですね。
kohさん、変換すると出ますもんね、ブローと勘違いされても当然だと思います。
また私の記事が省略しすぎていたので、申し訳なく思っています。🙇

この暑さを乗り越えましょう!
koh
髪ふかし
この言葉を検索しますと、一句鑑賞さんのブログ「虫の命も…」が出て来ました
「ふかし」は古語と思ったのですが、現代のヘアスタイル表現に使われてるとか。
「逆毛を立てる」と言ってるのと同じみたいです(^^♪
確かに、カナブン君の脚はからまりそうですね。

”朝顔につるべとられてもらい水”
こちらは、つるべをとられても煩わしいと思わず、取り払いもせず元気に花を咲かしてね、という気持ちでしょうか?
あ、比較には値しないかもしれませんね(^_^;)
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