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東京湾要塞 猿島砲台高角砲砲座1

2016-08-13 06:26:48 | 戦争遺跡
陸軍によって建設された26ヵ所もの要塞。明治13年に起工した東京湾要塞の一部と
なる観音崎砲台に始まり太平洋戦争開戦後に造られた宗谷要塞・北千島要塞など5つの
臨時要塞まで明治から昭和にかけて建設・整備されたものだ。
その最重要要塞である東京湾要塞は、帝都東京・横須賀軍港などを脅かす海からの攻撃
に備えるために建設。日清戦争時は清国の北洋水師(艦隊)次にロシアの太平洋艦隊の
襲撃を想定したものであった。

主要な施設は富津岬と観音崎を結ぶ線から夏島にかけて設置された沿岸砲台3つの海堡
からなり、横須賀市に東京湾要塞司令部が置かれていた。
艦船に対抗する要塞は日露戦争までに概ね完成したが、兵器や航空機の発達により旧式
のものになった。また、関東大震災で壊滅的な被害を受けた事もあり、戦略上不要、あ
るいは復旧困難な砲台は廃止された。
大正期には防御ラインは城ヶ島と洲崎を結ぶ線まで拡大し、新たな砲台が整備された。
太平洋戦争には、横須賀の防空は海軍が担当して、市内各所に防空砲台を建設し敵機の
襲来に対抗したが陸軍の要塞各砲台は実戦で火を噴くことなく終戦を迎えている。

第1回目は高角砲砲座です。













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