2019年9月4日の中日新聞朝刊記事より。
84歳の上皇后美智子様が早期の乳がんと診断され、手術を受けることになりました。
国がまとめた「全国がん登録」の速報では、2016年に約95,000人新たに診断され、年齢分布では65歳から69歳の約13,000人が最多となっており、乳がんの患者数ピークは60代後半となっています。
記事の中で、国内の乳がん患者は従来、閉経前の40代後半が最も多かったが、10年ほど前から閉経後の60代後半にピークが移ってきた。
欧米の患者の傾向と似てきており、愛知県がんセンター副院長・乳腺科部長の見解では「高脂肪の食事など、生活習慣の欧米化の影響では」とみています。
下記の新聞記事はこちらからもダウンロード出来ます。https://yahoo.jp/box/n4qj88
中日新聞の1月17日(木)付け朝刊記事によりますと、厚生労働省は16日「2016年にがんと診断された人は995,000人で過去最多を更新したと発表した」
発表記事によりますと2016年の部位別では「大腸がん」が最も多く158,000人、次いで「胃がん」135,000人、「肺がん」125,000人、「乳がん」96,000人と続き男性は胃が最多の93,000人、前立腺、大腸、肺、肝臓の順で、女性は乳房が最多で95,000人、大腸、胃、肺、子宮と続いた。と記されています。
男女共「大腸がん」が上位を占めていますのは、よく言われています「食事の欧米化」が影響しているのでしょうか。
地域別では人口10万人当たりの新規患者数は、北海道や青森、秋田等の北日本と香川、長崎、宮崎等の西日本が多かったそうです。
昨日(10月18日)の朝刊に国立がん研究センターは、わずかな量の血液からがんの有無を調べる検査方法で、卵巣がん患者の99%を見つけることが出来ると発表があり、本日昼のTV特報番組でも取り上げられていました。
卵巣がんは年間新規患者が約1万人いるとされ、自覚症状が殆ど無いことから進行してから見つかるケースが多く、死亡率も高くなっています。
同センターでは5年以内の実用化を目指しており、実用化されれば健康保険適用がされ、誰でも検査を受ける事が可能になると思います。
更に同様の手法で胃がんや肺がん等計13種類の検査法の開発を目指しています。
9月12日(水)に国立がん研究センターから「がん3年生存率」の発表されたのに続き、本日の新聞に日本で2014年に新たに「がん」と診断された方が86万7千人で、過去最多を更新したと発表されていました。
この記事によりますと、2018年は101万4千人になると予測されていました。
部位別でもっとも多かったのは「大腸がん」の13万4千人で、2013年に一位だった「胃がん」を抜きました。
「大腸がん」は食の欧米化が要因の一つとされ、高齢化に伴って今後も増加傾向になるそうです。
中国や韓国そして欧州等では、日本人の平均寿命が高いことから、和食が注目されており、大腸がんを減らすには、食生活の改善や「大腸がん検診」を受けて、早期発見されれば死亡率を減らせるといわれています。
私も5年前に「上咽頭がん」に罹りましたが、早期発見、早期治療により今日があります。
このブログをご覧頂きました皆様には、各自治体で行なわれています「がん検診」を是非受診されることをお薦めします。
本日の新聞記事に、9月11日国立がん研究センターから、「がん3年生存率」の発表がされたと掲載されていました。
がんの3年生存率をまとめて発表されたのは今回が初めてになります。
主な癌の発表でしたので、私が罹患した「上咽頭がん」は症例が少ない為なのか掲載されていませんでした。
私は治療・退院して今年で5年目を迎えましたので、今回のデータは一応クリアしています。
全国のがん診療連携拠点病院でがんと診断された患者の三年後の生存率は、がん全体で71.3%と発表されました。
なかでも膵臓がんの3年生存率が15.1%にとどまり、5年生存率の低いがんは3年生存率も低い傾向が見られるそうです。
詳しくは、下記のURLを参照されて下さい。
がん情報サービス https://ganjoho.jp/public/index.html