去る7月27日、夕方5時20分頃、
ハムハム実父が永眠いたしました。(享年77歳)
こんな、暗くて重い話をブログに載せるかどうか悩みましたが、
忘れっぽいハムハムがいつまでも忘れないために、
記録として載せる事にしました。
十数年前、
「仕事も引退したし、
これからはお母さんと愛犬と一緒に、色んな所に遊びに行くぞ!ヾ(≧▽≦)ノ」
と喜んでいたのもつかの間、脳梗塞を患い半身不随になった父…。
すぐに病院に行けば良かったのですが、なんせ病院嫌いの父。
母が何度説得しても「病院へは行かない!」の一点張り。
業を煮やした母は、同じ市内に住む父の兄夫婦に助けを求め、
さすがの父も実の兄夫婦に言われ、しぶしぶ病院に…。
しかし、時すでに遅く、
脳梗塞はかなり進行してしまい、半身不随になったのです。
その後は、
介護施設のデイサービス&たま~にショートステイを利用し、
リハビリを頑張った父…。
杖を突きながらも、だいぶ早く、しっかりと歩ける様になりました。
そんな矢先、
母と二人、近所のラーメン屋さんでご飯を食べ、帰ろうとした時、
お店の入り口で転んでしまい、母一人では起こせなかったので、
お店の方の手を借り、そのまま病院へ…。
(検査の結果、骨盤の骨折が判明)
それからは、リハビリの意欲をめっきり失ってしまいます。
とは言え、何とかリハビリを頑張ってくれていましたが、
今度は家で転び、足を骨折…。
この時は車いす移動が主だったので、主治医の先生も、
「動かない方の足だけど、一応ギプスはしてあげるね!(≧▽≦)」
…とまぁ、何とも言いようのない一言でしたが、
たとえ動かない足でも、治して貰いたいと思うハムハムには、
とても嬉しかった記憶があります。
この時、ハムハムの元に連絡が来たので父に付き添ったのですが、
ハムハムの母はいったいどこにいたのか…。
今となっては思い出せません…。
そしてその後は、
「とりあえず行ってさえくれれば、
お母さんはその間、少しだけゆっくり出来るから」
…という母の希望もあり、
月、水、金の週3で介護施設にリハビリ行き、
施設でお風呂に入り、お昼ご飯を食べるだけの日々…。
少しづつ衰えながらも、
そんな生活を数年間、母と二人、二人三脚で頑張っていた父。
しかし、先月6月16日、
実家での夕飯時に誤嚥し、緊急搬送されたとハムハムの携帯に電話。
母と救急隊員の手によって何とか蘇生するも、
心肺停止の時間が10分程続いたため、脳には大きなダメージが…。
主治医の先生によると、
呼吸も弱く人工呼吸器を付けてあり、
脳死に近い、意識不明の植物状態との事でした。
その後、血圧も安定し、状態は落ち着いてきましたが、
現状、予断を許さない事に変わりはなく、危篤状態である父。
そんな状態でしたが、主治医や看護師さん達が、
「個室だからお父さんに会う?」と、
コロナで面会禁止のなか言って下さっていたので、
ご厚意に甘え、面会させて貰っていました。
その後、
自発呼吸が強くなったと言う事で、人工呼吸器も外し大部屋に移動。
さらに、ここ最近は何となく音に反応し、
ハムハムを眼で追うような仕草を見せるまでになった父。
とは言え、
大部屋になったら他の患者さんもいるので、
さすがに面会は禁止となり、
たまにお話しをさせて頂いていた先生にも、
「面会禁止になっちゃってごめんね」と謝られたりもしました。
少し前に、今後の治療をどうするか…と言う、
先生の思っている治療方針をお話しして下さり、
その方針に同意をした、母とハムハム。
でも、何となく希望…というか、
もしかしたらこのまま、
ちょっとづつ良くなっていくんじゃないか?
…と思い始めた矢先、
母のこれまでの主治医への言動と、
それを入院初期から聞いていた主治医の「良かれ」との思いが仇となり、
治療方針に齟齬が発覚…。
それは先日、主治医から、
「今はこんな感じの治療をしています」と言う報告を受けた時の事。
ハムハムにとって、その話は初耳でした…。
なので、
「そんな話は聞いていません、今初めて聞きました」
と先生に言うと、
「ハムハムさんに電話して気持ちを聞けて良かった。
今後の治療について、お母さんと相談して連絡をください」
…との事。
すぐに母と話し合い、
母から、私たちの気持ちを先生に伝えて貰いました。
ちなみに、母もこの話は初耳で、ビックリしていました。
しかし、治療方針を変更した途端、父の容体が急変。
あっという間に、帰らぬ人となりました。
治療方針の齟齬の発覚直後の、父の死…。
ハムハムからすれば、
父が徐々に衰弱していって、たとえ亡くなったとしても、
それがより自然に近いと思われる、理想的な死でした。
しかし、今回の事は、
治療方針なども含め、想像していた最期とは違い、
ちょっと納得いかない、モヤモヤした気持ちがあるのも事実です。
先生は母の気持ちを汲んだ治療をしてくれていたのですが、
ハムハム夫婦としてそれは、腑に落ちない物でした。
でも、長い間、
苦労して父の面倒を見てくれたのは母です。
その母の気持ちを大切にしてくれた先生に、
「お世話になりました、ありがとうございました」と、
最後に伝える事が出来ました。
先生も、顔を真っ赤にしておっしゃって下さいました。
「最善を尽くしましたが、このような結果で本当に申し訳ないです…」
その言葉に、少しだけ救われた気がしました。
ハムハムには姉がいます…。
そして、
姉にはとてもやさしくて甘かった父。
反対に、
ハムハムには結構厳しく怖かった父。
なので、ハムハムは父の事が少しだけ嫌いでした。
でもその厳しさは
「次女だから嫁ぐ身、どこに出しても恥ずかしくない様に」と言う、
父の思いや優しさがあったのかもしれません…。
実際、ハムハムが結婚してからは、
父と同じ目線で、仲良く接する事が出来ていましたから…。
お父さん、天国でゆっくり休んでね。
またね…。
また逢おうね…。
また、いつか…。
来月、8月2日午前11時から、
父の最後のお見送りをしてきます。
それまでは喪主である、母のフォローをしっかりと頑張ります。
いつもこのブログに遊びに来て頂き、
気にかけて下さっている皆様…。
父の葬儀、そしてハムハムの気持ちが落ち着くまで、
このブログはお休みさせて頂きます。
気持ちに元気が出たら(体は至って元気ですが)、
またブログを再開させて頂きますので、
それまで、よもぎとハムハムの事、忘れないで下さいね。
それでは…また、会う日まで…。
「それじゃみんな、またなのニャ♪キットスグ、カエッテクルノニャ!」