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花日和 Hana-biyori

大友監督がドキュメンタリーを作るときの話

映画「るろうに剣心」の監督をつとめる大友啓史さんは、NHK出身で、ドキュメンタリー番組の制作などを手掛けていたそう。先日の『ボクらの時代』(フジテレビ)で、面白いことを話していたのでメモしておく。ドキュメンタリーを撮るとき、

「ほんとの姿を、と言ってもカメラを向けた瞬間にどんな人でも演じ始める」

という。大友さんは、「騙されないぞ」という気持ちで、話している内容を聞かずに、言葉を全部文字起こししていたそう。

「映像だけみて音を消して、顔だけみて真実っぽいところに蛍光ペン。次に音だけ聞いて、嘘を言ってないところに違う蛍光ペンでマーカーする。最後にトータルで見ると、本当のことを言っているの(ところ)が僕なりに分かってくる。」

つまり「表情」と「声」を切り離して別々に分析すると、本音が出ているところが分かるというのだ。明らかに何かが違うのだろう。

「表情と言ってることのバランスが違うとこうなりはじめる(貧乏ゆすり)」ともおっしゃっていた。

そんな地道な作業を綿密にすることに感心したし、それをやっても感性がないとわからないんだし。と、ずいぶん感嘆したのだった。
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