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花日和 Hana-biyori

カラッと明るい昔話「ぶんぶくちゃがま」

読み聞かせボランティアの活動日でした。私は久しぶりに紙芝居に挑戦。

ところが不慣れなもので、ぬいた紙を変なところに戻してしまい、順番がおかしくなる体たらく。普通に読めば7分ほどなのに何度もやり直し時間ギリギリに…。メンバーみんなにご迷惑をおかけし猛省です。


それはそうと何をやったかといえば、「ぶんぶくちゃがま」です。

茶釜に化けたたぬきが巻き起こす騒動がゆかいな昔話ですね。

図書館で絵本を物色していて目につきました。懐かしいけど、どういう話だったっけ?と読んでみると、カラッと明るい昔話で気に入りました。

香山美子:文、篠崎三郎:絵(教育画劇)

絵本は、お寺にいきなり不思議な茶釜があって、どんなにお茶を淹れてもお湯がなくならないという始まり方でした。展開としては化けタヌキということで茶釜が古道具屋に売られまわり、やがて芸をさせて皆が儲かる…というもの。たてばやしの「もりんじ」の宝として今も大事にされているという締めでした。

しかし私は、ちょっと物語のつくりとしては唐突な感じもあり、紙芝居を探したらありました。


脚本が川崎大治、絵は馬場のぼる(童心社)です。

こちらは、罠にかかったところを古道具屋のぜんすけさんに助けてもらったたぬきが、その恩返しに茶釜に化けてぜんすけさんの家を訪れるというもの。

いわゆる動物報恩譚ですね。

ぜんすけさんは茶釜をお寺に奉納してしまいますが、お寺ではイタズラ化けタヌキとなるドタバタ劇が展開。結局、ぜんすけさんのところに戻され、曲芸でぜんすけさんを儲けさせます。さいごは寺の宝になりました!でおしまい。

物語のつくりとしてこっちのほうが、腑に落ちてわかりやすく面白いと私は思います。

ただ、読んでいるときは楽しかったのですが、何度もやり直したのでしょぼくれた気持ちがにじみ出ていたら申し訳ないことです。




 
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