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花日和 Hana-biyori

ドラマ『不適切にもほどがある』

昭和から現代にタイムスリップする中学教師(阿部サダヲ)が繰り広げるコメディドラマ『不適切にもほどがある』(TBS、脚本は宮藤官九郎)。

録画して夫と観ています。周回遅れがちで、いまのところ最新話より一つ前まで観ました。昭和と令和の価値観のせめぎ合いをミュージカルにしていたりするのが面白いです。

昭和世代なので、これは大げさに描いているなあと思いつつ、当時の風物は懐かしい気もします。小学生のとき忘れ物するとケツバット(でかい定規)されたなあ…。上司が挨拶代わりに尻をぽんぽんしていくとか、あったなあ…。今ならアウトとかではなく、当時もいやだったよ!

だから今は良くなっているはずだけど、逆にコンプライアンス違反が怖すぎて迷走している現代人に、昭和のパワハラ教師が歌いながら物申す…みたいな流れが毎回ありますね。

なぜかちゃんと、令和の価値観を経験、解析した上で、セクハラしないためには「娘みたいに接しよう、娘にしないことはしない〜♪」みたいに適切な?アドバイスしてます。

ミュージカル調にすることで、堅苦しい価値観のぶつかり合い論戦をエンタメに昇華しているんですね。

ただ、昭和の価値観のおじさんが好き勝手に活躍することで、良くなったはずの世の倫理観をちゃぶ台返し…みたいな危うさも感じます。昭和のおじさんが「昔は良かった」と思いすぎるのでは?とか。

だから、さじ加減が難しい話です。毎回ドラマ上の演出ですって言い訳を、ギャクみたいに表示しているし。

思うに、それぞれの時代の規範はあれど、一人一人が自分なりに考えて個別ケースに向き合うことが大事なんでしょう。吉田羊演じる社会学者の昭和への観察ぶりから、そんなことを感じました。




 
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