遠方に一人暮らしの母。歩行力は先月よりも悪くなっている感じで、歩行器につかまっていても足がついて行けずたびたび止まって「だめだぁ」「お、こわい…」と言います。歩行器でも歩けるのは調子が良いときで20〜30メートルくらいですかね。
写真は、老健施設で借りた「ピックアップ歩行器」というもので、車がついていないから自分のペースで歩けるのがいいみたいです。
しかし、家に帰ってくればズボンなどの上げ下ろしもうまくできません。下着はもうリハビリパンツというやつです。
ぜんたいの動きもスローロリスの如くでなんだかんだ遅くなり、今日は病院の予約時間に全然間に合わずあせりました。病院に着いてからは、初めて車椅子をお借りして、便利さに唸りました。
息子の子育て時期を思い出します。紙オムツにベビーカー、まさにどんどん還っていくものだなあと。
今年の1月はまだ杖をついて歩いていたように思いますが、ほんの1年もしないうちにこんなになってしまうんですね。
きのうは、先日行った老健施設に早く入りたいようなことを度々言っていました。
体がよけい動かなくなる寒い時期に一人でいたくないみたいです。
あれだけ施設は嫌だと言っていたけれど、いよいよ身体の自由が効かなくなると、施設のほうが、いつも暖房が効いていて三食出てきてお風呂にも入れてくれて、いいなと実感したみたいです。
まだ老健に一泊だから分からないとは思いますが、「誰の世話にもなりたくない」から「いつもお世話してもらいたい」という心境に、移行していくものなのかもしれませんね。