「小説にとって本当の瑕疵は、事実の違いじゃない。キャラクターの矛盾です。
例えば、こんなやついるわけないだろうとか。共感して読んできたのに、作家がストーリー上、こうなってなければ困るといって都合のいいことを言わせることなんです。」
「小説が破綻してしまうとか、ストーリーが畳めなくなってしまうとかが書き手にとって一番の恐怖です。だから詳細なプロットをつくって、予定調和で終わらせようとする。それだと確かに終わるでしょうが、そんな小説面白くないですよ。」
なぜ心に留まったのか、言ってることは分かるけど全面的に共感したわけじゃない、という部分で気になったんだと思います。具体的に上記とつながるワケじゃないけど、「んー予定調和も好きだけどね!」と思う自分を感じて。「作家にとって都合のいいことを言わせる」のもね。
私の愛するN先生の過去作品(笑)を思い出しちゃって。小説じゃないけど。
なんですか、幸せな黄金パターンをやってくれていいんです。そういうのが幸せ。ドロドロ愛憎劇とか面倒なキャラとか出なくていいんです。仕事や発言にリアリティとかなくてもいいんです。そういうのは他で読みます。
水戸黄門が大好きで安心してみていられる老人の気持ちが、最近よく分かります。老いた証拠でしょうか。疲れてるんでしょうか。
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