「ジョジョの奇妙な冒険」の著者が教えるタイトルそのままの、いわく「黄金の漫画道」。このやり方がいいよと言ってるけれどもけしてマニュアルではないと釘を刺してます。
面白いフィクションの条件を教えてくれてすごく納得しました。漫画の基本四大構造、欠かせないのは「キャラクター」「世界観」で、次に「ストーリー」「テーマ」。
読者がその世界に浸れるかどうかは世界観の確立のしかたによる、つまりフィクションにも整合性やリアリティが必須で、それがいいかげんだと読者はしらけてしまうとか、魅力的なキャラクターがいればたいしたストーリーがなくても成立するとか、面白さのカラクリを明かしてくれていて、自分の好きな漫画やドラマにそれがある、ないを考えながら読んで面白かったです。
特に少年漫画は主人公は常にプラスプラスと成長してプラスのインフレを起こさなければならないとか、一ページ目にいかに戦略的に情報を盛り込んで最後まで読ませるか、などを自身の漫画で示しているのも興味深いところでした。
著者の漫画家人生史、みたいな側面もあり、熱を込めながらも理路整然と解説を進めていくのが読みやすかったです。
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