山行日 2019年6月23日
天気 曇り
メンバー 単独
コース
立岩登山口ー分岐ー東立岩ー鞍部ー西立岩ー立岩ー威怒牟幾不動ー石仏ー分岐ー立岩登山口
行動時間 3時間18分
ブログ友こぼしださんの昨年の記事の中で立岩においてウチョウランが見られることを知った。ウチョウランは山歩きを始めてから一度は実際に目にしたいと願っていた花の一つである。今年は清々しい天気も少なくスッキリした歩きもできないので、これをチャンスと思い南牧村へと出かけてきた。
今年の山歩きのテーマで自分の中では、花見というテーマを決めている。春のアカヤシオから始まり、色々と花を探して楽しんで歩いてきた。
車を止めてガスのかかる立岩を眺める。幽玄で貫禄が出ているようにさえ感じる。
集落を流れる清流を眺めながら走らせる。
登山口に着いて手を合わせ本日の安全登山を祈願します。駐車場にはもちろんのこと他に一台も止まってない。
荒船山への登山口も兼ねている。
判然とせず。
雨上がりの核心部。
早速のクモキリソウかな
分岐を直登コースへと取る
何者かに壊されたようだ。
杉林を抜け緑が濃く見えてきたと思ったら、ブナの木でしょうか。樹木は良く分かりませんが、ブナのようにも見えます。
足下にイチヤクソウが分かりました、こんな山にも自生してるとは思いもよらず。
岩が出てきて西上州らしい景観になってきた。
バンドには鎖がつけられているが、気は抜けません。曇りのお陰で低山でも涼しくて快適です。
ルンゼを眺める
尾根に出て平坦な道となり落ち着きます。この植物も花が咲くのかな?気になるところであります。
これもクモキリソウ?それとも違うランでしょうか。
コアジサイが咲いてました。緑が濃く目に優しい。
イワキンバイ
東立岩に立ち俯瞰すると高度感があり少しムズムズしますね。
西立岩の岩壁画凄い迫力で臨めます。
苔がモフモフと美しい。この手前で道が二手に分かれていたので、左へと進んだが、間違いでありある意味正解でもあった。
イワキンバイがそこかしこに咲いてます。
何となくおかしいなと進んだが、道としては間違っていた。岩壁があり、ふと上を見上げるとピンク色の花が遠目に見えた。出っ張た岩の上に見えました。
ちょっと岩登りして確認すると。そこには探し求めていたウチョウランが凛として咲いていた。
見とれてしまうウチョウラン
ピンボケでも良い
イワヒバがウチョウランを引き立ててるように見えます。
美しい花は峻険な居場所を好むようだ。
イワキンバイ
大屋山にガスが纏う。西上州の山を幽玄な雰囲気に演出しているようだ。
春によっしーさんと歩いた大屋山北陵尾根が見えている。
ヤマツツジの残り花
東立岩から西立岩へ向かう。木彫りのお地蔵さんにご挨拶。進言を唱えます。進言を唱えることによりお地蔵さんもう安心し自身も落ち着くと教えてもらった。
立岩へ着いた。日が差してきてじっとしていても熱くなる。かろうじて日陰を探し軽く食事します。
再びガスがかかってきた。
毛無岩方面ですが、これでは全く分かりませんな。
充分休憩したので下山です。午後からの天気が危ぶまれるので気持ち急ぐ。
西立岩と東立岩を振り返り
植林の中の登山道をジグザグに降りながら威怒牟幾不動まで降りてきた。この手前で足を滑らせヒヤリとした。間違えれば谷底へ落ちるところでした。あぶねぇ〜なとちょっと冷や汗モノ
取り敢えず沢水で打撲した箇所を冷やしておくことにします。後はゆるゆると降り朝の分岐まで戻る。
駐車場には他に車はなくこの時期に西上州の山を登るの物好きか、何か目的があるものだけしかこないものだなと妙に納得します。
貴重なウチョウランを見ることができ満足できた、山旅でした。