あるきにすとの山旅2

クラブ仲間との山行を主に記録として綴っています。お気軽にコメント入れてください

中央アルプス空木岳

2019-08-27 20:49:00 | 登山

山行日   2019年8月11日

天気   晴れ時々曇り

メンバー   会員2名

コース
林道終点空木岳登山口ー池山避難小屋ー駒石ー駒峰ヒュッテー空木岳
(下山は往路を戻る)

行動時間   11時間11分
(休憩全て含)


お盆休みの山行になります。当初計画では赤石山脈縦走を予定してましたが、当日の朝バス出発地点まで行くと人の行列ができていた。まぁ予想してたけどこれ程までとは予想外。私らが出発できるのは係りの人の話によれば10時半になりそうですと言う。これでは千枚小屋へ着く頃には暗くなりそうだし、何より人が多いので小屋で寝るのも布団一枚に3人かという状況もありうる。そんなの嫌だと縦走をすることを諦め予定変更をすることにしました。さてとでは何処へかと言う話になり3人で行き先を検討すべく話し合い。

検討した結果私と連れのk氏は登ったことがない空木岳ですがもう一人の仲間は以前越百から縦走の経験あり。運転手であるk氏にはお疲れですが西から東へ移動してもらうことに。明日の英気を養うべく今宵の宿を探しますが、盆休みの為飛込みでは中々空きがない。仕方なし野宿かと諦めかけた時にようやく空き部屋のある宿を探すことができました。素泊まりでお願いしホッと安堵の地へと急ぎます。ドタバタしながらも早めの就寝。

翌日8月11日早朝より動き出す。連れの力強いフォレスターにより林道奥まで入ることができた。

虫が飛び交う中歩き出します。



林道か遊歩道かと思うようなしっかりした道を進む


道端に咲くセンジュガンピに気がつきます


ジグを切りながら登山道を進み程なくして水場へ到着。どんな感じかは既に忘れてます

一息入れた後は緑色が素晴らしいシダを見ながら登る。


カニコウモリがそこかしこで咲いてました


なんとなく綺麗と思うキノコ


マセナギに着いて小休止


ほんのりと甘い香りが漂うシラビソの森を抜けて行く


地味なんですがセリバシオガマ


ホソバキソチドリか?いずれにしてもチドリの仲間


カニコウモリ


大シラビソの森

整備された階段でありますが、結構際どいところある


旧道だったのかしら?現在は通行止めとなってます


なんだか久しぶりに見る雲海が感動だなぁ〜


ボケてるので判別付きにくくなってますがヤマハハコだったろうか


モミジカラマツ


ヤマブキショウマやクルマユリなどが入り乱れてのちょっとした花畑も


クルマユリの艶やかな色がなんとも良い


シモツケソウのピンクもハッとする色だ


まだシャクナゲが咲いてました8月だというのにね

登山道の側にはチラホラといろんな花が咲いてます。ハクサンフウロ


ニッコウキスゲ


エゾシオガマ


ザックが重くてヒィヒィ言いながらようやく稜線上に出ることができ始めて出合う景色に少し嬉しく思えます。まだ先が長く遠く思えた^^;


あの稜線を辿るのか

 
天気も思ったほど崩れなくなんとか持ちそうです。駒石が見えてきた


この手の花も良く分からん


ホソバツメクサ


山頂へ着く頃には時間も昼過ぎとなるので展望は望めないでしょう。早朝なら少しは楽しめたことかと思う

ミヤマホツツジ


どうにも疲れて駒石で終わりにしようかと一度は辞めかけた。しかし次に来るか分からないのでザックを駒石でデポして山頂へ向かう


体に鞭打ちどうにかたどり着くも山頂標識を写すの忘れたな。先着してたハイカーと記念写真を撮り合い山頂を後にします。


稜線を再び戻ります


振り返り岩岩がかっこよく見えます


夏空を見上げながら小屋へと向かう。小屋でコーラを腹に入れ一服





夏山の終わりを告げるかのようにトウヤクリンドウが咲いていた


駒石まで戻る


細部を確認してなかったので如何ともし難いですが一応タカネツメグサということにしておきました

駒石で昼飯を食い大休止を取る。ほとほと疲れましたが帰らねばならないので下山開始。途中には何かしらの標柱


足して往復20キロは随分と久しぶりに歩く距離でありました


梯子がかかる道


トウヒレンの仲間


だそうです


ちょっとした鎖場通過


梯子がかかっているが落ちたら最後


ダラダラ下りに嫌気もさしてきますが帰りも水場で一休み。その後は森の中をのんびり歩きます。自然のカーテンかサルオガセ

長かった行程も終わり車へと戻りました。この夏で唯一アルプスを歩いた思い出となった山旅でした。

センノ沢

2019-08-23 08:55:00 | 登山
山行日   2019年7月21日

天気   曇りだったり晴れたり

メンバー   会員2名

コース
一ノ瀬休憩所ーセンノ沢ーセン沢田代ー皿伏山ー大清水平ー尾瀬沼山荘ー三平峠ー一ノ瀬休憩所

行動時間   8時間15分(休憩全て含)


初心者向けの沢登りということで尾瀬のセンノ沢へと出かけてきました。ネットで調べるとどうやら癒し系の簡単な沢であるようだ。出だしで沢を間違えるというリーダーのチョンボもあったが気を取り直してリスタート。

入渓は橋の近くにある階段を降りる



すぐにこんな滝が現れた。なんて事はないスンナリと登る

苔の生えた岩にはズダヤクシュ

水量も少なく遡行も快適である

ここは傍を通る

歩くだけという感じで済むので情報通り簡単な沢であるナメになってきます

コケが見事な綺麗さを見せていた

水流脇を登った

横から

初めてのメンバーは小さく巻きながら

初めての沢登りというSさん体のバランスも良い様でテンポ良く歩いてゆく


ネコノメソウの成れの果てか

時々小さな滝もあり良いアクセントになる

連瀑

小さな直瀑

小さいながらも綺麗な滝であった

ナメを歩く


二股は確か右へ入ったと思う




ミゾホオズキ咲く

いつものように辺りをキョロキョロ観察してたら人目に触れずにひっそり咲くショウキラン



こういうのは2条の滝で良いのかな


一旦は少ない流れとなるが


再び増えてきて滝を超える

ナメの流れ


ナメ滝サラリとした流れが癒されます





やがて水流も細くなる


手足を使いクリアする


沢も終盤になり藪の中へ





長い時間では有りませんが少しの藪を漕いでセン沢田代へ出ることができました。この直ぐそばを登山道が通っているのでGPSで確認し登山道に出ることができました。



登山道


程なくして皿伏山。この山も群馬百なので今回一座ゲット


オオシラビソの森はほんのりと甘い香りが漂う


開けた草原の大清水平を通ります。ここは人気がなくとても静かで気持ち良い場所ワタスゲがゆらゆら揺れていた


トキソウがそこかしこに咲いてました


あ〜尾瀬的景色でありますなぁ


トンボソウ?どうもこの様な花は見分けがつけにくい


尾瀬沼の対岸には燧ヶ岳


尾瀬沼湖畔を歩きます。初めての沢登りで疲れたのかSさんが大変しんどそうだ


少し先へ進むと燧ヶ岳がよく見えた


尾瀬沼山荘で中休止を取りSさんの体力回復を待ちます。それでも大変そうだったのでリーダーと私で手分けして荷物を分配。この時点で帰りのバスの最終には間に合わないことが確定したので林道歩きの延長戦です。三平峠


木道を黙々歩く


冬路沢の寂しい流れ


登山道を歩きながら対岸の奥には中々綺麗な滝が見えた



一ノ瀬休憩所にようやく着いて小休止。長い林道歩きをしなくてはなりません。
3人でトボトボと林道を歩いて駐車場へと戻りました。


谷川岳山開き

2019-08-21 09:22:00 | 登山
山行日   2019年7月7日

天気   曇り時々晴れ

メンバー   会員3名

コース
西黒尾根ートマノ耳ー肩ノ小屋ー天神尾根ーR/W下山

行動時間   8時間50分(休憩全て含)

恒例の谷川岳の山開きに仲間と行ってきました。西黒尾根を始めてチャレンジすると言うメンバーがいたので、ゆっくり登り上げました。しかし道中遊びすぎて下山した時には閉会式も終わっており本部で待機してた方には少しばかり心配もかけてしまったかな?なんにしても無事に西黒尾根を登ることができたので、良かったと言ってたことに安堵します。

登りは西黒尾根からなので登山口へ向かう。幟が掲げられて山開きを盛り上げる


西黒尾根を登り始めてしばらくショウキランを見つけた



ニガナ

ミヤマシシウド

コメツツジ

カラマツソウ



鎖場初心者のみぃちゃん思いの外スンナリとこなすことができた事には本人が驚いてた

行く先はガス

東尾根俯瞰

本人決めてるつもりらしい

仲間のかんちやんも西黒尾根から登るのは初めて

ヤマブキショウマ



白いタニウツギ白いのは初めてみた


少しガスが撒いてるが果たして

夏なので展望は望めませんが代わりに花見です。ナエバキスミレ

イブキジャコウソウ

やはりこの花を見ないとねホソバヒナウスユキソウ

西黒尾根を背にして必死に登ります

良く観察しなかったのでタテヤマリンドウ?

ミヤマダイモンジソウ


一度はチャレンジしてみたいもの



ヨツバシオガマ

途中では随分と遊びながら登ったので大分時間もかかってしまった。



イワカガミ

タニウツギ



アカモノ



ミネウスユキソウ

ナエバキスミレ

ハクサンチドリ

下界ではウマノアシガタだね高山バージョンがミヤマキンポウゲとなる

ハクサンチドリ


ユキワリソウ

固有種のオゼソウが今回も見ることができました。地味な花ですね

西黒尾根も終盤に来て残雪の脇にショウジョウバカマとバイカオウレンか



みぃちゃんは山の雪を歩くのは初めてらしい。少し緊張気味に歩いてたが、問題ないレベルでした。


トマノ耳まで5時間と随分遊びながら登ってきたので時間が押してます。行動食を口に入れそそくさと下山となる。下山はロープウェイで楽々下山。この日は労山カード提出で子供料金で乗ることができるのでお得です。本部に着いたら閉会式も終えており解散した後でした。役員だけは残ってたので下山報告と拾った僅かなゴミを預けて帰路につく。新会員も増えてきてこの先も新人さんの訓練やらとなりそうですが、まぁ出来ることをやってあげて少しでもスキルアップに協力できたらと思う1日でありました。


庚申山お山巡りで花巡り

2019-08-13 07:45:00 | 登山
山行日   2019年6月29日

天気   曇り一時雨

メンバー   単独

コース
銀山平駐車場ー一の鳥居ー庚申山荘ー庚申山お山巡り分岐ーお山巡りー嶺峰山荘ー猿田彦神社跡ー一の鳥居ー銀山平駐車場

行動時間6時間27分(休憩全て含)

梅雨明けしてからだいぶ時間も経ってしまった随分と前の記事である。庚申山へは今までも幾度となく訪れているが、好きな山の一つでありまた花も多く楽しむことができる。梅雨時期で天気も思わしくなく散歩がてらお山巡りながら花見をしてきた。そんな中意外な花と会うこともでき嬉しく思えた。

いつものように飽きる林道を歩かされ1時間弱で一の鳥居。よろしくお願いしますと一礼



幽玄な雰囲気漂う森の中へ


じっくり歩いて山荘付近まで来てクリンソウを眺める


山荘で一服立てます付近にもクリンソウ


一服後さてと腰を上げて登山道を進んで毎年咲いてくれるクリンソウ群生を眺める


ハイキングコースなので記すこともありませんね。歩きながらカラマツソウを愛でる


オククルマムグラかと


同定が難しい


ヒメウツギは旬でした


私の好きなユキワリソウ。コウシンコザクラとかコウシンユキワリソウとか付けられてもいるようですが、はっきりした根拠もないのでユキワリソウと記します

こんな雰囲気の景色がこのコースの魅力と感じながら足尾の山は深山の雰囲気があり良いなぁと再認識します。


花目当ての散歩なので色々と撮ってみました。ズダヤクシュ


山頂とお山巡りとの分岐まで来た。山頂に用はなくここはお山巡りへ


好きな花を撮りながら


ウスユキソウ


オダマキ

ウスユキソウ


庚申の岩戸と書いてあります


ミツバツチグリ?どうもこの種のものは苦手だなぁ^^;見分けがつかない

お山巡りのコースは多くの奇岩や絶景があり楽しめる。ルンゼを見る

岩壁に沿う登山道には頼りないハシゴが付けられている

トボトボと花を探しながら歩いてたらこの山域では初めて見たオノエラン。まさかここで会えるとは思いもせず感動ものでしたね。



お山巡りの終点ではコウシンソウが咲いていた。まだ見られるとも思ってなかったので、得した気分。



やはりユキワリソウが目を引きます


帰りは笹ミキ沢の右岸尾根を辿ろうかとも考えましたが、雨で笹が濡れていてはびしょ濡れになると思いやめました。
時折雨が降るので帰りの道も幽玄な雰囲気

水ノ面沢の流れを見ながら帰ります




庚申七滝を覗きましたが、見学したのは一部だけです。下部の滝へ行くコースは崩れているので行かない。

滝の見物も終わり一服してから林道をトボトボと歩いて駐車場へ戻りました。お山巡りコースは意外と花が多く楽しめます。のんびりと花を愛でた山旅でした。