こんなことがありました。
ある方が、お電話で
「お隣の夫婦は、意地が悪い！」
とおっしゃいました。
私は、
「お隣のご夫婦は、意地が悪いと思っているのですね」
と返しました。
そしたら・・
「思った！のじゃなくて、私がそう判断したのだから
ほんとうにそうなの！」
とおっしゃられました。
それで私は、
「お隣のご夫婦は、ほんとに意地が悪いのですね」
と返しました。
すると
「相談員さん、やっとわかってくれたじゃん！」
と言われました。
最初、私は、決めつけるのは良くない、
もっと客観的にとらえてほしいって思っていたから、
「思ったんですね」と終わりの部分に
私の思いを込めたのです。
ネガティブで、後ろ向きな思いは、
決してよいことを呼び込んではくれません。
思いやりのある、前向きな思いは、
どんな場合にも、よい方向へと向かいます。
これは真実です。
私は、相手の方が、ネガティブで、後ろ向きの
思考に沈んでおられるのを認めることを
否定している自分に気づかせていただきました。
我が身をふりかえれば
私の過去にも、常に否定的な思いがあふれておりました。
そんな自分のことを
少しずつ、ありのままに認められるようになってこそ
私は、楽になったのです。
なかなか気づけないことだけど
人が元気になれる
よいことが起きる
これがいちばんの元になっているのです。
ダメな自分を認めたからって
ほんとにダメになってしまうわけではありません。
むしろ
そのとらわれから
自由になれるのではないでしょうか。
