若いころの私は
ひたすらに
「やさしい人」になりたかった
ずいぶんと努力を重ねていた
そうすれば、いつか
人から認められ
しあわせになれると思った
「やさしい人」でありたいと
願うのは、まちがってはいない
人として大切なこと
ただし
その動機が
自分がさびしかったから
誰かに認めてほしかったから
自分のことが嫌いだったから
「やさしい人」になろうと
がんばればがんばるほど
報われない時のさびしさ
怒りの感情
攻撃性
と向き合うことになる
気づくべきは
「いつも否定されていた幼いこころ」
やさしくつつんであげるのは
「さびしかったこどものころのわたし」
認めるべきは
いまの私の中に潜んでいる
人を変えようとする
「依存心」