here and now

震災とこころの支援

九州で大きな地震が起こりました。

いまは、

遠く離れたところから

見守っているだけで

祈ることしかできません。


突然に襲った災害を

懸命に受け止めて

乗り越えようとがんばっておられます。


こころに負った傷に

包帯を巻く余裕もなく。


あたりまえだった日常が

なくなってしまった現実に

向き合わなければなりません。


がんばりや、がまんが

そんなに続くものではありません。

深い悲しみ、激しい怒り、攻撃的な感情

深い絶望、抑うつ感などが出て来るのが

自然で、あたりまえのことだと思います。


ご自分が、このような感情を抱いたり

身近な方がそのような状態になったとしても

ご自身のことも、周囲の方のことも

どうか責めないでいただきたいのです。


どうか評価をしないでください。


いずれ、必ず、癒しの時が訪れます。

そこに至るのには、みんな一人ひとり

ちがう道のりがあります。

人と比べないでください。


善意のアドバイスや励ましであっても

傷つけてしまうことがあります。


私たちができる

いちばん大切なことは

となりに寄り添うともだちであること。


ともだちでいるためには、

相手の様子をよくみること。

いきなり話しかけないこと。

無理やり話題をつくらないこと。

「お話し聴かせてください」という態度を押し付けないこと。


安心して、お話ししてもらうためには、

相手を責めないこと。


そのためには、

まず、私自身が

落ち着いていること。

穏やかであること。

自然であること。

ゆっくり話をすること。

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