4月になって時間ができたので本を読むようになった。
読み終わると感想でも書き留めておこうかと思うのだけれどつい面倒になってそのままに。
だんだん忘れていってしまうから、とりあえず一言でも残しておこうとここに書く。
☆「ノラや」内田百著
夏目漱石の門下生であった内田百先生のお話。
学生時代に一度他の作品を読んだきり久しぶりの再会。
百先生は本当に変わったおじさんで、作品にもその影響が多々見られる。
この作品は野良猫「ノラ」との出会いと別れ、行方不明になってからの「なりふり構わない先生の捜索ぶり」が描かれている。
大きな事件もなく淡々と進むストーリーだけれど、いつのまにか「ノラ」を一緒に探している気分になる。
美しい日本語、文章作法に出会えるのが嬉しい。
☆「神はテーブルクロス」須藤元気著
格闘家時代の須藤さんはほとんど知らないが、熱い人間であることはこの作品からもわかる。
人間味あふれるエッセイが多いが、なるほどとうなる文章も多い。
☆「ランナー」あさのあつこ著
題名だけで手にとった作品。
バッテリーのようなさわやか青春小説をイメージしていたので、ちょっと肩すかしを食わされた感もあるが、これはこれで読み応えがある。
ただ、自分の今の年齢からすると主人公の母に一番感情移入しやすい。
血のつながっていないわが子を愛せない母。
カンモクになってしまう妹。
家族を守りたいから走れないのか、走れないから逃げるのか。
読み進めるのが辛い場面もあったが、最後は明るい結末でよかった。
☆「医学のたまご」海堂 尊著
「チーム・バチスタの栄光」で有名な海堂さんが中高生向けに書いた作品。
ひょんなことから天才中学生になってしまい、医学部のプロジェクトに参加することになる主人公。
さらにそこで大発見をしてしまったがために。。。
・・・日本ではあまり考えられない設定ではあるが、医療界の裏側を垣間見る海堂さんの得意分野の話を楽しめる。
☆「100km!(ヒャッキロ)」片川優子
実在する「三河湾チャリティー100キロ歩け歩け大会」に作者が参加して、感動から書き下ろした作品。100キロを歩く間に出会う人々との触れ合いを通して自分を見つめ直すというストーリー。
大きな事件や変化が起こるわけでもなく淡々と歩いていく作品だけど、まあ、読んで良かった、という読後感は残る。
実際今年の大会のコースをHPで確認すると、碧南市スタート、幡豆を経由して豊橋を南下、折り返して幡豆の温泉がゴールというとてつもないコースだ。
私には無理だなあ。
☆「きよしこ」重松清著
「一生分の涙が出ます」という帯広告につられて購入した本。
まあ、いいお話が多かったけれど、そこまではいかなかったかなあ。。。
少年が度重なる転校と吃音に悩まされながらも成長していく物語。
「交差点」の野球部時代だけでももっと長いお話が聞きたいなあ。
ちょっと他の作品も気になる。
夏休みは若い人々が「読書感想文」に悩む季節。
でも、今だったらきっと自分の人生経験を盛り込んだ骨のある感想文がかけそうなのにな、と思う。
まだまだ小・中学生には経験が少ない。
経験の少なさを補うのが読書の役割であったりもするが、文章に描かれている言葉そのものが理解できないと背景を読み込むのは難しい。
なんだかんだいっても、宿題はやらないといけないけども。
読み終わると感想でも書き留めておこうかと思うのだけれどつい面倒になってそのままに。
だんだん忘れていってしまうから、とりあえず一言でも残しておこうとここに書く。
☆「ノラや」内田百著
夏目漱石の門下生であった内田百先生のお話。
学生時代に一度他の作品を読んだきり久しぶりの再会。
百先生は本当に変わったおじさんで、作品にもその影響が多々見られる。
この作品は野良猫「ノラ」との出会いと別れ、行方不明になってからの「なりふり構わない先生の捜索ぶり」が描かれている。
大きな事件もなく淡々と進むストーリーだけれど、いつのまにか「ノラ」を一緒に探している気分になる。
美しい日本語、文章作法に出会えるのが嬉しい。
☆「神はテーブルクロス」須藤元気著
格闘家時代の須藤さんはほとんど知らないが、熱い人間であることはこの作品からもわかる。
人間味あふれるエッセイが多いが、なるほどとうなる文章も多い。
☆「ランナー」あさのあつこ著
題名だけで手にとった作品。
バッテリーのようなさわやか青春小説をイメージしていたので、ちょっと肩すかしを食わされた感もあるが、これはこれで読み応えがある。
ただ、自分の今の年齢からすると主人公の母に一番感情移入しやすい。
血のつながっていないわが子を愛せない母。
カンモクになってしまう妹。
家族を守りたいから走れないのか、走れないから逃げるのか。
読み進めるのが辛い場面もあったが、最後は明るい結末でよかった。
☆「医学のたまご」海堂 尊著
「チーム・バチスタの栄光」で有名な海堂さんが中高生向けに書いた作品。
ひょんなことから天才中学生になってしまい、医学部のプロジェクトに参加することになる主人公。
さらにそこで大発見をしてしまったがために。。。
・・・日本ではあまり考えられない設定ではあるが、医療界の裏側を垣間見る海堂さんの得意分野の話を楽しめる。
☆「100km!(ヒャッキロ)」片川優子
実在する「三河湾チャリティー100キロ歩け歩け大会」に作者が参加して、感動から書き下ろした作品。100キロを歩く間に出会う人々との触れ合いを通して自分を見つめ直すというストーリー。
大きな事件や変化が起こるわけでもなく淡々と歩いていく作品だけど、まあ、読んで良かった、という読後感は残る。
実際今年の大会のコースをHPで確認すると、碧南市スタート、幡豆を経由して豊橋を南下、折り返して幡豆の温泉がゴールというとてつもないコースだ。
私には無理だなあ。
☆「きよしこ」重松清著
「一生分の涙が出ます」という帯広告につられて購入した本。
まあ、いいお話が多かったけれど、そこまではいかなかったかなあ。。。
少年が度重なる転校と吃音に悩まされながらも成長していく物語。
「交差点」の野球部時代だけでももっと長いお話が聞きたいなあ。
ちょっと他の作品も気になる。
夏休みは若い人々が「読書感想文」に悩む季節。
でも、今だったらきっと自分の人生経験を盛り込んだ骨のある感想文がかけそうなのにな、と思う。
まだまだ小・中学生には経験が少ない。
経験の少なさを補うのが読書の役割であったりもするが、文章に描かれている言葉そのものが理解できないと背景を読み込むのは難しい。
なんだかんだいっても、宿題はやらないといけないけども。
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