先日の話。
わたしの仕事は、冬は事務仕事が多くて、
夏ほど現場に出ることもなく、
夏と比べるとかえって、忙しかったりします。
そんな、ある日の朝。
「○○方面行きますけど、何かありますか?」
の、わたしの一言に、
コレとアレとソレと…
用事が山盛り(笑)
でもね、行き先見てビックリ。
どう見ても、「ついでに」行く場所ではないような…
そのうえ、この雪の中、初めて行く場所。
大丈夫かなぁ…と、思いつつ
とりあえず、出発。
目指すは、この川の上流…
道はどんどん狭くなり…
これ、主要道路です(笑)
この道を登って、開けたそこは…
なんとなく、空が近いような。
ふと、木々の向こうに、目指してる集落発見!
まるで、日本むかし話の世界。
あそこに、わたしを待ってる人がいると思ったら、
たとえ、むかし話の世界でも、どこまでも行けるのに。
待ち人は、居なくて…。
待ってると思って行ったのに、
居ないときって、寂しいね。
この後、アチコチ回って、
夕方見た景色は…
なんだか、綺麗でした。
なんだか、刹那な夕焼けで、綺麗でした。
モネの描く夕焼け空は、こんな感じかな。
切なくて、温かい夕焼け。
*
でもね、逢いたい人に逢えたから。
久しぶりに逢えた、その人は、
心が痛々しくて。
壊れてしまいそうでした。
ゆっくり休める場所が、ないのかな…
どうか、大きく、強く在るように。
わたしね、
どんなに忙しくても、夕焼け空だけは見てるから。
おんなじ空を見てるって、
少しでも、気持ちが和らぐなら、
空を見てよ。
遠い山並みに沈む夕日も、
ビルの間に沈みゆく夕日も、
海をオレンジ色に染める夕日も、
まっ白い大地に吸い込まれていく夕日も、
みんなどれも、ひとつの夕日。
きっと、わたしも見てるから…。
今日もお疲れさま。
オヤスミナサイ。