大振りの青いのが好き。雨に映えると思う。

幼稚園に通う道すがら、葉っぱに蝸牛カタツムリを見る事が多かった。
どれも、青い大きな紫陽花の葉っぱだったな。
見つからないように奥の葉っぱに移してやったり
♫角出せ槍出せ頭~出せ~♪を歌わなくなった頃から
雨に濡れる紫陽花に情緒を感じる事も無くなっていた。

そうした季節感を無視して遣り過ごしている間に
桃色系が出回っている事は薄々知っていたにしても
『てまりてまり』と呼ばれる紫陽花の人気に驚いた。
園芸品種という言葉を認知したのもこの頃だと思う、多分。
園芸品種の多さにも驚いた。
青以外にも紫、ピンク、白の色合いに
咲き方の特徴もそれぞれあって、贈り物にしても喜ばれるとか。
それまで、紫陽花は梅雨時に道端で青い花を咲かせる花と思っていたから
その種類の多さに驚いた。

ロザリオ

敷島の恵

佳澄
でも、降り続ける雨の中、濡れても咲く姿を崩さない
大輪の青い紫陽花が好き。