2008年10月22日 東武日光駅⇔トンボ帰りよ ( ;∀;)
2008年12月4日 半月山、~☆^v(*^∇\')乂(\'∇^*)v^☆ヤッタネ!!
場所は、日光は中禅寺湖の南。半月山(1753.1m)へのルート上。
時は、2008年10月5日(日)
11:35昼食後、茶ノ木平をスタート~12:30 道迷いしたと判断、現在地を確認した時刻
予定コースは、
日光レークサイドホテル南側のお墓の脇からスタート・・茶ノ木平(1625m)・・中禅寺湖道路出遭い(1495m)・・第1駐車場・・半月山・・展望台・・半月山・・第1駐車場。
歩呈は、3時間30分。
参加者14名(男6人 女8人)
「明日の男体山(なんたいざん)のために、軽く体をならしておく」と、山行担当者。
あきる野を6時30分にスタート。渋滞なく快調な走りにて、中禅寺湖湖畔の駐車場に到着。
登り始めたのは10時。クマザサの生い茂る道を1時間登り、茶ノ木平に到着です。
茶ノ木平は、廃線になった、中禅寺温泉ロープウエイの山頂駅のあった場所。
広々としており、北に男体山を仰ぎ、西に中禅寺湖を見降ろすロケーション。
此処で、早めの昼食を終えて、11時35分スタート。
自然観察教育林は、気持ちの良い歩行が続きます。
一帯はクマザサ多く、登山道以外は、クマザサに覆われています。
広い茶ノ木平を通り抜け、道なりに登山道に自然に入ってゆきました。
その入り口、右側に「←半月山」の標識を確認。
おしゃべりしながら、足元見つめ、前の人の歩きについてゆく・・
ここまでは、いつもと変わらない。
でも、これって、コース確認は、まるっきり先頭まかせ。
みんなが初めてのコースですから、もっと緊張感を持つべきでした。
道迷いはここから!?
何時の間にか、クマザサの中を歩きはじめていました。
あれっ、なんだろう、おかしいな。
動物の糞を発見。(獣道に入ったのかな?)
クマザサが、道にかぶさっているのではなく、道そのものがないのです。
ポケットにしまった地図を出し、確認しようとするけど、足元を注意しながら、地図を見ることは難しい。
と、「ここでいいんだ。」と後ろで男性の声。
地図を見ようにも、置いていかれてはと、流れに乗って、進んでしまう。
急な下りの斜面につきあたり、ここは進めないと、そこから右に派生している尾根を下ってゆく。
もちろん道はない。一面クマザサに覆われており、その上に踏んだ跡はないようだ。
おかしいと胸がドキドキしてくる。
立ち止まり、磁石と地図(山と渓谷社のエリアマップ。山と高原地図 日光1:50,000 )で確認するも、やはり方角が違っている。
角度にして45度くらいだったでしょうか。
その間にも、仲間は一人二人と、先頭を追いかけ、どんどん下って行く。
私の周りには数人しかいなくなった。
そばにいた男性も、「ちょっと確認してくる」と先頭グループを、追いかけ下って行った。
まもなく、「此処で間違いない」と、声が上がってくる。
納得できなかったけれど、(ひょっとして、道が回り込んでいるのかもしれないと思い直し)後を、追いかけました。
道はなく、相変わらずクマザサに覆われている尾根を下り、急斜面では尾根の腹をトラバース気味に下り・・・
「やっぱり、おかしい」と思っているのに、一人になるのが怖いから、後を追いかけてしまうのです。
そのような心理状態が、今考えると、恐ろしくなります。
一人山行で道迷いした時は、パニックになり判断を誤りやすいと、多くの本で読みます。それは、間違いのないことでしょう。
しかし、集団だから安全とも、云い切れない。
非日常性に遭遇したとき、人はどのような行動をし、どのような思考経路に陥るのか、
安全登山をするには、メンタル面での知識も必要であると実感しました。
もちろん、そのような状況に陥らないことが、まずは、初めですが(^^;)
ここは、何処だ!!
かなり下って、ゆるやかな、小広い起伏に出たら、先頭集団が休んでました。
疲れたのか、おかしいと思っているのか、声がありません。
此処は、標高1525m。クマザサの尾根上にいて、尾根はずーっと先まで、下降しているようだ。
茶ノ木平をスタートして、約1時間。時間的には狸山(むじなやま)を過ぎ、第1駐車場に到着するはず。
なのに、ここは、クマザサの尾根上。
本来のコースから外れたことは、一目瞭然。南に派生する尾根に入ったと確信。
判断に、自信が持てたので、「Sさん、一緒に確認して」と声を掛けた。
「今、私たちはこっちを向いて降りているよね?」
彼も、磁石で確認「南!」
「そうよね。じゃこれを見て」登山地図を広げる。
地図と磁石の方位を北に合わせ、地図を心もち西に6度傾けて、
「私たちの進むべき方角はこっち!」と南西の方向を腕で示した。
「南西」とSさん。
Sさんは、誤った尾根に入ったことを理解してくれた。
黙って周りで聴いていた仲間にも、伝わった。
こうしている間にも、クマザサを踏んで降りてゆく仲間数人。
「おーい、違っているぞーー」と叫ぶSさん。
現在地を確認できたら、急にお花摘みをしたくなりました(^^ゞ
山言葉(やまことば)です。生理現象という意味でして・・
「水分補給し、お花摘みしましょ。」
クマザサの「こんなところでは、したくないのよ」と、女性。
( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・レ( ̄ー ̄)ナットク!!( ̄^ ̄/)
水も飲まないの??
一人、お茶を飲み、誰かが渡してくれた丸い飴の個袋を破る。
口に持って行く間に、指から転がり落ちて、口は開いたままの間抜け顔。
見ていた仲間が笑った。
(良かった。みんな落ち着いている)
「(尾根に登り、)確かなところまで戻るが鉄則」と、学びおり
「中禅寺湖道路との出会い」は、南西の方向に延びる隣の尾根ですから、
コンパスを握りしめ、方角を外さないようストレートウォークすれば、理論上は、可能です。
しかし、全く道のないところなので、どのような障害があるかも知れず、難しいことになりそうです。
ここは鉄則をまもり、引き返しました。
もともと、(所々、トラバースもしましたが)尾根の稜線を下っていたので、登り間違えることはありません。
途中、標高1575m地点で、眺望がききました。
思ったとおり、隣の山の社山(しゃざん)が西の方角に見えます。
こころなしか、大きく、神々しく見えました。(*^▽^*)
戻り道、茶ノ木平の手前で、左に入る確かな道を発見。
入り口は、北西に鋭角的で、少し下っているようです。
半月山は南西方向ですから、この道が、回り込んで南西に向かっていれば、間違いないのではと考えましたが、
後日、日光自然博物館に問い合わせたら、「道は1っぽん道で、道迷いなど、問い合わせの電話を受けたことはないです。」と。
国土地理院の電子地図1:25,000も、1っぽん道で、鋭角的に曲がっているところはないのです。
しかし、1:25,000の地図であっても、小さなところまでを詳細に表現することはできないでしょう。
こうなると、今すぐにでも飛んで行って、道を確認したい。
現実は、そうも、いかないのですけどね~
13:30 昼食後にスタートした茶ノ木平に戻ってきました。
黙して語らず、仲間の背中が小さく見えました。
みんな揃ったところで、「どうして間違えたんだろうね」と静かに語ります。
昼食を取った同じ場所で大休止。
男体山は、霧に包まれ全く見えません。
明日は雨かな~ (雨でした)
になり、男体山は登らず、観光しましたよ。
今までも、たくさんの頑張りを見せてもらってきたけど、道を外れる怖さは何よりハラハラです。
クマザサが多いイメージが残っているーーー日光・中禅寺湖・男体山などのハイキングは何度か行ってるので、懐かしさを感じられるかと思ったけど・・・
たっぷりスリルを味わいましたよ
その日のうちに無事戻れてよかったね~ホッ
鉄則を守ることが大事! hanasakuさんの判断が帰還の決め手だった
安心し始めた頃のかわゆい木の中の葉っぱ うんうんけな気よ
楽しい物語を聞かせていただきました。
ドキドキものですね(笑い)。
でも、先頭のリーダーは注意深い人を・・・と。
ブログをちょっと一服してる間にいろんな出来事が展開されて行動派の素晴らしさを垣間見ています。
なんと言っても幹事役の綿密な計画立案が、皆に楽しみを与え、またあわや遭難と言う事態も乗り越えた証明
金一封と表彰状を送ります。(ブログコメントで)
仙人もはらはらして見ていましたが、凛としhanasakuさんのお姿を見て一安心してましたぞ。
チーママさんは、何度も。
半月山もそうした山の一つです。
中禅寺湖と男体山のコラボは、紅葉の今頃、最高よ。
車で一気に、頂上近くまで行けるので、カメラマンがたくさん訪れるそうです。
さて、今回のことですが、どんどん下ると、この状況から抜け出せるように思いこみやすいのですが、
これは危険。
沢に出て行き詰まったり、無理に下ろうとして滑落したり、良いことは浮かびませんし、
その日に宿へ入れず、大変なことになったかもしれませんでした。
夜から雨になりましたしね。
やはり、先人の経験は尊い鉄則です。
思いもかけない幼稚な結果となってしまいましたが、日ごろの登り方を振り返ってみる良い機会としなくちゃね。
コメントありがとう。
いつも、ありがとうございます。
>先頭のリーダーは注意深い人を・・・と。
なかなか、ここには書きにくいけど、本音を言えば、まったくもって、その通りです。
今回は、各回ごとに担当が決まっている、定例山行でした。
事前に、下見ができるとよいのですが、なかなかそうもゆかない事情もありまして、
それだけに、その日のリーダーに頼り切ってしまうのではない、
一人ひとりの自立した登山意識が大切です。
今回は、気軽な山ということで、私も含めて、みんなに危機意識がなかったと思います。
もっと早い段階で、「違っているかもよ」と、大声をあげてストップさせ、
道を確認しなかったかと、
結果、「なーんだ、この道でいいんじゃないか」と言われることを恐れて、結果、深みに入り込んでしまいました。
今回の山行を検証して、これからに活かしてまいります。(*^^*)
このところ、毎週山に出かけてまして、行けば行くほど、素材はたっぷり蓄積、投稿ままならずの状態が続いています。(;´▽`A``
年間の山行企画は、企画委員会で決定し、各山行には複数の担当者がきまっており、担当者たちで実行案を決めます。
本来、事前の下見ができればベストなのですが、
みんなボランティアでして、さまざまな事情もあり100%の実行は、困難な状態でして、
そうした状況の中で求められるのは、一人ひとりの自立した登山という考え方かと思います。
これを機会に、どうしたら防げるのかを改めて仲間と考え話し合う必要性を身にしみて感じています。
これからも、見守ってくださいね。
気持ちの良い朝ですね。
ウォーキング行っていらしたのでしょう。
まーにゃさんも、経験あるんだーー
結構、話しながらって危ないのよね、足元ばかりで、周りに五感を働かせていないもん。
標識を見落としたり、脇道に気がつかなかったり・・
でもね、一人でこのような状況に陥ったことはないの。
危険回避能力が最高パワーになっているのでしょうか。
最近は、このパワーが強くなりすぎて、一人山行を回避することが多くなりましたけどね
この日、スタート時の体調が悪くて、まあ、数時間の登山ということもあり、荷物を減らしていましたが、
半月山周辺を拡大した地図だけはポケットに入れ、PROTREKをしてたことが幸いしました。
男性に分かっていただくには感覚での判断ではなく、科学的理論ですもんね。
消しておきますね~
”家族に乾杯、あきる野編 2回目”見ました(*^^*)
あきる野市は、秋川町と五日市町が合併してできた町なのですが、
今回は、よっちゃんの住む五日市町の奥の方のようでした。
私も、よく分からないところなんです
それでも自分の町が放映されると嬉しいものでして、
楽しみました。
>初めての所は慎重に
はい、本当にそうですね。
皆で市民ハイクを成功させて、気がよくなっており、少々気持ちが大きく散漫になっていたかもしれません。
お天気下り坂で、夜には雨になりましたから、あのまま下ってしまったらと、想像すると背筋が寒くなります。
>間違えたら引き返す、やり直すしかないですね
はい、全くそうです。
鉄則を守って、ことなきを得ました。(*^^*)
これからは、誓って注意深い登山をします。
コメントありがとうございました。