山に魅せられて

山に魅せられ数十年のシニア女子。
日本百名山達成は通過点、今日も山へまいります。
一押し記事は、雲の平、高天ヶ原。

生藤山~茅丸~連行峰~醍醐丸~和田峠

2011-06-09 | 高尾・陣馬
生藤山の桜(奥多摩・笹尾根)










静かな山里を、標識に従って登ってゆくと、約40分ほどで、県立鎌沢休憩所が見えてきました。
途中、標識になかなか出会えないところもあるけれど、大丈夫、そのまま急登すると、
「あっ、標識あった!」です。
鎌沢休憩所は、山腹にあります。以前来た時には下からよく見えましたが、周りの木々が成長して、
少し見難くなっていました。明瞭な標識があるので、見逃すことはありません。
ここに、トイレもありますよ。


鎌沢休憩所。対する大きな山は?!


林道に戻って進むと、すぐ右側の「三国山・生藤山登山口」と書かれた石の道標に導かれるままに、
集落を離れて山道に入ってゆきます。

「道標出てこないなー」と気になる頃に

山道に入ってから、(おおざっぱですが)ほぼ南に進み、それから西へ。さらに、ここでぐいと北に方向を変えます。
コンパスの針も、歩くに合わせて同様に方向が変化しますから、当り前のことですが、楽しくなります。

間もなく、テングス病に罹った桜並木の看板が見えてきます。
さらに佐野川峠。ここで、石楯尾神社から登ってくる道が左側から合流します。
20分弱で、甘草水。休憩所になっています。展望もよさそうです。

以前に歩いた記憶は、ところどころで蘇ってくるのですが、ここでは、
「良いところね。桜がきれい」「お昼はどこにする」等、かわした会話を思い出しました。




伝説の甘草水は、ここから100mほどのところらしいのですが、今回も、なんとなくスルーしてしまいました。
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20分ほどで三国山です。三国山は奥多摩の三頭山~和田峠を結ぶ笹尾根縦走路にあって、
左に折れると三頭山、まっすぐ進むと生藤山を経て和田峠です。


昼食している間に曇ってしまい、着いた時には、うっすらと見えていた富士山は、
今はもう、いくら目を凝らしても見えません。
昼食の前に、撮っておけばよかったのですが、残念です。

富士山位置は、↑写真から、ずっと左に。


三国山から生藤山へは、10分にも満たない距離です。

生藤山は、ゴツゴツした岩を、わずかに登ります。
今日はここまで、ずっと穏やかな山容でしたから「おやっ! ここは。」でした。

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頂上は小さな丸を描いたよう。展望も木々が邪魔をしていますが、その隙間から、なんとか楽しめそうです。三角点、有りました。



生藤山~茅丸
雑木林の尾根道を行き、階段を登りつめると茅丸山頂。このコースの最高峰。


茅丸~連行峰
茅丸から下って、素敵な尾根道を行きます。


連行峰が見えてきました。


都レンジャーについて投稿しましたが、あの時の写真の一枚は、
ここ連行峰の道標にくくりつけてあったもので、以下の写真です。



連行峰~醍醐丸
連行峰から5分のところです。木の幹に青いリボンが風に吹かれていました。
これは、どういう印なのでしょう? きれいなので (*^^*)


山の神(和田バス停・藤野駅に向かう)を過ぎ、ここまで連行峰から40分。
やっと、醍醐丸の登り口標識です。

今日は、まき道を行かずに、ピークを全部踏むことにしていたので、ここから登り始めたのですが、
ここは単なるピークでした。
その上、向こう側の下りが急な階段で、 ( ; ̄) =3 旦 フーフー「なんのこっちゃ」。

直ぐに次なる標識ありまして、↓ どうして、二つもあるのでしょう。
もし、まき道が通れなくなっているとしたら、最初の標識に注意書きがあるでしょうし、でも、
標識内容に間違いはないのだから、私の自分勝手な思いかな、(# ̄З ̄) ブツブツ



醍醐丸への尾根道です。岩に根っこが蛸の足のように絡みついているようで、
転ばないようにと、慎重です。


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醍醐丸につきました。笹尾根縦走路の最後のピークです。


自宅からも見える大岳山が、木々の上に顔を出していますから、
誰もいないのを幸に、ベンチに乗って撮らセていただきました。(*^^*ゞ


そうそう、日本山岳耐久レースは、あきる野市の五日市中学校をスタートして、戸倉三山の市道山から
吊尾根を経て、ここ醍醐丸にやってくるのですよ。
醍醐丸からは、笹尾根縦走路の反対の端っこピーク、三頭山まで駆け上がります。

さて、ここからは、時間勝負。
和田峠を経て陣馬高原下バス停までいっきょに下って、速いバスに乗りたい。
地図上では1時間かかるけれど、12分短縮しなくては、



和田峠からは、舗装した林道の下りです。
疲れた足と登山靴で走るのは、辛かったけれど、なんとか間に合いました。

途中で、陣馬山から降りて来たという男性に、追い抜かされたのだけれど、
バスの座席にようよう座りこんだら、後ろで「間にあって良かったですね」と。

なんとなく「間にあった同士」みたいな気がして、グレープフルーツを、半分にして差し上げました。
そこまでは良かったのですが、直ぐに食べ始めた男性がむせている。
数個袋入りのお徳用なものですから、酸っぱかったのかと、申し訳なくて後を振り向けませんでした。



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14 コメント

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Unknown (nakamura)
2011-06-09 07:47:37
おはようございます。

良く歩かれました・・・。山の仲間同士というのはよろしいものですね~、酸っぱいフルーツもうまいものです(笑い)。
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茅丸~連行峰の尾根道 (地理佐渡..)
2011-06-09 21:11:01
こんばんは。

こんな所を歩くのが嬉しい。
そんな山歩きと思いました。
当方のような素人は、危険は
嫌いですが、この程度なら
かえって嬉しい気分です。
山に来ている感じがして嬉し
いですからねぇ。

さて、バスの中でのやりとり。
少し笑えました。
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 (SHOU)
2011-06-11 18:40:17
尾根・・・・素晴らしいところですね~♪
右も左も崖・・・・
私は尾根沿いに歩くなんて・・・無いですね・・
木がたくさん生えているので恐怖感は無いかもしれませんけど、若しも左右に何も無かったら、私はちと、怖いです。
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Unknown (nakamuraさま)
2011-06-15 16:40:31
こんにちは。

>酸っぱいフルーツもうまいものです(笑い)。

そうですか!! (*^^*ゞ
良かったです、安心しました。

それにしても、人に差し上げる時は、お徳用ではだめかもです(^^;)
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Unknown (地理佐渡..さま)
2011-06-15 16:55:29
近頃は、以前歩いたっきりになっていた山道をもう一度歩きたくなっています。

震災以後、所属する山の会の定例山行は、いろいろな事柄で実施されずにおりましたから、
一人で、トコトコ出かけていました。
メジャーな山なら、お誘いすれば行く方もいるかもしれないけれど、
マイナー志向の山ですからね。

加えて、7月初めに北海道の山をテント泊縦走するので、
訓練の意味合いもあるのです。

マイナー志向気味の山は、危険度の少ないところであっても、
入山者が少なくて、少々さびしい時もあります。
だから、人に出会うと、直ぐに声をかけちゃうのかも。
グレープフルーツのお兄さんは、本気でむせていましたよ((^┰^))ゞ テヘヘ
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10年も前のことですが・・ (SHOUさま)
2011-06-15 17:12:06
山歩き初心者の夫と、左右に木が無いところを、歩いていました。

「気を付けてね」と声をかけたら、
「腰から滑るように落ちればいいのだよ」なんて言うものですから、
「落ちる時はバランスを崩して、落ちるのだから、そんな風にはいかないと思う」と
返したら、怒っちゃいまして、

夫は、本当は、すごくこわかったのでしょう、
それ以来、一歩たりとも山へ登らなくなってしまいました。

その後、登山ウエアは、野良着となり、登山靴はと言えば、
底が剥がれて、使えなくなり、
上下に分かれた登山用の雨具、こちらは、今でも重宝しているようですよ。

何事も「育てる」ってことは、きめ細やかにしないといけませんね、
反省しています(;´▽`A``
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ここでは (自然を尋ねる人)
2011-06-16 20:11:50
男性と云う生き物は大変弱いことが分かりました。
しかしよくバスの乗れましたね。
途中のポイントではすべてすべてフォトが生きています。
楽しく拝見しましたが
最後のアメリカ産八朔を食べて・・た方
追いぬいて言ったのにただでもらうからこうなるのです。
せめて、飴かチョコを渡すべきでした。
ハハハ。
当方ホタルがピークを迎えました。
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道標が完備していますね (tkhs)
2011-06-18 21:43:47
踏み跡は立ち入り禁止になっています!決められたコースしか歩けなくなりました。
歩く人が増えたんですね、歩いて楽しむ人が多いのか。もう歩く事もないでしょう、バスも路線が延びた。
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尾根道 (トラ子)
2011-07-06 16:28:46
気持ちの良い尾根道、しっかりとした道しるべ・・・楽しく拝見しました。
中央本線の山々と、奥多摩の山・・・見晴らしも素晴らしいですね。

バスでの出来事、微笑ましく拝見しました。


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Unknown (自然を尋ねる人さま)
2011-08-19 18:15:56
こちらも、見落としていたのですね、あーもう、どうしましょう。
ほんとうにすみません。

>最後のアメリカ産八朔を食べて・・た方
追いぬいて言ったのにただでもらうからこうなるのです。
せめて、飴かチョコを渡すべきでした

ものすごく楽しく読ませていただきました。

蛍については、1年間のご苦労が実ったのですね。
良かったこと。これからも、地域の方々にとって、幸せな夏でありますように。
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