つまみ細工 「花摘」の日々

花摘がマルシェルで販売しているつまみ細工の作品について書く作品のストーリーを
製作過程とともに丁寧にご紹介しています。

新作パッチンピンの紹介と「菜の花畑」の思い出

2021-03-17 08:48:57 | 日記

こんにちは!花摘の片岡です。

ブログをご覧下さりありがとうございます。

 

 

関東は寒さの底が終わりまして

春らしい暖かい日も増えてきました!

3月は公園や外で過ごすのも気持ちいいですよね。

 

 

そうです…そうなんです…

花粉症じゃければ!!(笑)

 

 

ちなみに私、典型的な花粉症でして

日中は薬を飲んでいるのですが

夜になると鼻水、くしゃみ、目のかゆみが止まりません(泣)

 

 

今日も子ども達と旦那さんは公園だったんですけど

私は一人お留守番でした。

 

 

 

(花粉症のせいで家族と過ごせないなんてかわいそう…)

と、思われる方もいるかもしれませんが

 

 

個人的には育児サボれて楽でした(笑)

 

 

(よし!今日は一人充実した時間を過ごそう!)

と、気合入れて過ごしましたし。笑

 

 

まぁ贅沢な悩みなんですけどね~

基本的に子供たちいると邪魔しかされないので(苦笑)

 

 

良い日曜日でした!!

 

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さて、今日は新しい作品ができたのでご紹介します!

こちらが今回の作品

『菜の花畑のパッチンピン』です!



実は私、菜の花には特別な思い出がありまして

娘が小さい頃、

夫と3人で河川敷一面に菜の花が咲いている場所を

訪れたことがあるんです。

 

 

そこが、もう本当にすごくって

川沿い一面、数百メートルにわたって菜の花が咲くんですけど

橋の上から見ると本当にキレイ!

 

 

まだ1歳にならない娘が

夫に抱っこされながらキャッキャと

もの凄く喜んでくれて忘れられなかったので

 

 

そんな思い出いっぱいの菜の花畑を

可愛いパッチンピンにしてみました。



 

丸くてコロンとしています♪

 

おでこの横で前髪を留めても可愛いですし

お団子の根元に付けてもとっても愛らしいです(^^)

 

 

 

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作品工程はこんな感じでした。

 

 

<作品の制作工程>

1 デザイン考案・決定

2 材料の選定・準備

3   土台の制作

4 花の制作・乾燥

5 花に花芯を接着

6 乾燥・完成

 

今回工夫したのがお花を付ける土台です。

 

 

 

ヘアアクセサリーって正面から見ると可愛いんですけど

横から見ると微妙だったりしませんか?

 

 

私はそれが嫌だったので

どこから見ても可愛い仕上がりになるように

半球のスチロール球を使って立体的な土台にしました。

 

裏側も同じ布でくるんだ台紙で挟み

小さい子が身に付けても

金具が直接当たらないように工夫しています。

 

 

お花に使った布は1.5㎝角です。

 

なかなか小さい…

細かい作業好きじゃなかったら

「イヤー!」ってなると思います。笑

 

 

そして、今回はペップを2種類使用しました。

パール調のペップとマットな黄緑のペップです。

 

この「ペップ」実は手作業で作られているので

色見や大きさも微妙に違ったり

1つ1つ表情が違うんです。

 

アップで見るとこんな感じ。

 

 

小さいことがとても影響する世界なので

全体のバランスを見ながら

お花の大きさに合うものを使っています(^^)

 

 

パール調のペップは菜の花の「花芯」にし

黄緑のペップは「蕾」を表現するために使いました。

 

また、目指すお花が「菜の花」だったので

花と花の隙間をあえて作るようにしたんですが

隙間から見える布が地味だと面白くないので

薄い緑に白の模様が入った布を選びました。

 

 

小さなこだわりですけど

花の黄色の布に近いトーンの緑を選んだのもポイント。

全体が優しい色でまとまるので

春らしい色合いになるんです(^^)

 

春のおでかけにピッタリの作品ができました!

 

 

こちらの作品は「マルシェル」限定で販売しております。

気になる方はどうぞご覧になってみて下さい。

最後までお読みくださりありがとうございました!

 

 

片岡みのり

 


桜の華やかなブローチとつまみ細工で使う布の種類

2021-02-22 10:30:20 | 日記

こんにちは!花摘の片岡です。

ブログをご覧下さりありがとうございます。



最近寒いせいかついついご飯が美味しく

よく食べる方なのにますます食べています…



そういえば

我が家には2歳の息子がいるのですが

彼もかなりの食いしん坊でグルメです。

(遺伝?笑)




一番ビックリしたのが

彼がまだ1歳の時に夕飯にグラタンを作った際

パンも一緒に添えたことがあったのですが



グラタン初見なので

どうやって食べるのかな~と観察していたら



彼はパンの上にわざわざグラタンをのっけて

美味しそうに食べていたんです…




1歳ですよ!?二度見しました…

「こんな1歳児いる!?」と家族で大爆笑でした。笑




でもそんなに食べ方にこだわるくせに

彼が一番好きなのは納豆ごはんです。



そこがなんとも愛らしいです。笑

(ちなみに今日のお昼も納豆ごはん♪←手抜き)



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さて、今日は新しい作品ができたのでご紹介します。

「春色ビーズと桜の華やかブローチ」です。



桜色のキレイなつまみ細工に

春らしい色合いの天然石やビーズを組み合わせて

華やかなブローチにしました。



優しい色のつまみ細工と相性が良いように

少しマットなパールとビーズを選び

天然石はハニーストーンと珊瑚を使用しています。



これからの時期ですと

カジュアルなシャツやジャケットに合わせるだけでなく

卒業式や入学式などフォーマルな場面でも活躍してくれます。




和装ですと春色の着物と合わせても

とても上品に仕上がると思います(^^)



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今回の製作過程はこんな感じでした。




<作品の制作工程>

1 デザイン考案・決定

2 材料の選定・準備

3  花の制作・乾燥

4 花とビーズをブローチ台に取り付け 

5 花に花芯を接着して完成



デザイン段階ではレースも

組み合わせようかと思っていたんですが






「色々盛りすぎてつまみが死んでしまう!」

と思い割愛しました。笑



デザインって難しいですね~(汗)




また、前回までの作品の布はちりめんや絹だったのですが

いつもとは違う布を使用しています。





で、今回は

「つまみ細工で使用する布は何でもいいの?」

と素朴な疑問を持つ方も多いと思いますので





「つまみ細工で使用する布の種類」について

簡単にご説明させて頂きます!(^^)




まず、つまみ細工を作る方法は2つあります。

 

一つは「でんぷんのりを使用する方法」

もうひとつは「ボンドを使用する方法」です。

 

私はよく写真でもご覧頂いているように

でんぷんのりを使用しています(^^)




ボンドを使用する方法の布は

基本的にどんな素材でも可能です。

ポリエステルやナイロンなど

化学繊維でも問題なく作ることができます。




一方、でんぷんのりを使用する方法は

のりが布に染み込まないと作ることができません。

そのため、使う布は「天然素材」のものに限られます。




とはいえ、天然素材だけといっても色々あるもので

綿、麻、ちりめん、絹、キュプラなど

作る作品の雰囲気に合わせて選びます。




あくまで私の個人的な印象ですが

下記のような形で布の種類を使い分けています。




<つまみ細工素材別の印象>

綿・麻…カジュアルなイメージ、普段使いしやすい作品に

ちりめん・絹…伝統的な簪はこの2つ、ちりめんは和装のイメージが強めの作品

キュプラ…少し艶があるので洋服にも合わせやすい作品に



今回の作品は

入園式のコサージュをイメージして作りましたので

洋服に合わせやすい「キュプラ」を選びました(^^)

 



あと、技術的なところで言うと

今回は桜の花びらに見えるように

花びらに「切り込み」を入れました。

左が切り込みを入れる前

右が切り込みを入れた後の花です。



右の花の方が桜らしいですよね(^^)



ちなみにこの作業を失敗すると

花を全部やり直しなので手が震えました…笑





春らしい作品に仕上がりました!



こちらの作品は「マルシェル」限定で販売しております。




気になる方はどうぞご覧になってみて下さい。

最後までお読みくださりありがとうございました!



 

 

片岡みのり

 


陽だまりマーガレットの2wayブローチ~人との繋がりを大切にする花言葉~

2021-01-19 21:17:20 | 日記

こんにちは!花摘の片岡です。

ブログをご覧下さりありがとうございます。

 

 

最近は寒さの底ですっかり出不精になっているので

ハンドメイドを家でよくしているのですが

 

 

2歳の息子は私の作業に興味深々らしく

私が作業している椅子の横にピッタリひっついて

「なんこれー?」と聞いてきます。

 

 

そんな彼もついにハサミデビューをしまして

使わない紙をチョキチョキ切って楽しむようになりました

(おかげでただでさえ荒れている部屋が紙くずだらけ…笑)

 

 

この前までハイハイしてた気がするのに…!

こどもの成長って早いものですね!

 

 

いつかは息子と一緒に

制作を楽しめたらいいなと思いました(^^)

 

 

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さて、今日は新しい作品ができたのでご紹介します。

こちらが今回の作品『陽だまりマーガレットの2wayブローチ』です。

マーガレットは春のイメージが強い花かと思いますが

寒い時期の11月から暖かい5月まで開花時期があり

真冬でも花を咲かせることがあるそうです。

 

 

また、マーガレットの花言葉は

「心に秘めた愛」「真実の友情」など

人との絆に関する花言葉が多くあります。

 

 

この作品はマーガレットの花言葉やイメージを大切にし

 

 

「身に付ける方が辛い時期や寒い時期があっても

大好きな人たちと幸せに過ごせるように」

という気持ちを込めて制作しました。

 

 

和装だけでなく洋服でも

身につけられるようにしたかったので

色数は少なく、シンプルなデザインを採用しました。

晴れた日に太陽が当たるマーガレットをイメージして

真っ白ではなくオフホワイトの布を選んでいます。

 

 

土台は2wayのブローチピンにしたので

和装なら襟元に添えたり

帯飾りや帯留め風にして飾ったりできますし

 

 

洋服ならシャツやトートバッグ、

明るい色のジャケットなどに付けても可愛く仕上がります。

また程よい大きさなので

大人の方なら髪飾りとしても可愛いです。

(お子さんにはちょっと危ないので無理ですけど…)

 

 

ポニーテールやハーフアップに

ちょっと添えても可愛くなりおすすめです(^^)

 

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作品の制作工程はこんな感じです。

 

<作品の制作工程>

1 デザイン考案・決定

2 材料の選定・準備

3  土台の制作

4 花の制作・乾燥

5 花に花芯を接着

6 乾燥・完成

 

 

デザインで注意したのは

「どこの向きでも付けられる上下がないデザイン」

にしたかったので、お花が三角形に並ぶ形にしました。

台紙もちょっと変わった形にしています。

 

 

また、マーガレットの花びらは細く繊細なイメージなので

「端切り」という「花びらの高さを薄くする技術」を使いました。

 

 

端切りをするとつまみ細工のモコモコとした感じが薄れ

薄くほっそりとした繊細な花びらになります。

ハサミを使う少し技術のいる作業なのですが

つまみ細工特有の和のイメージも緩和されるので

洋服でも使いやすくなるんです(^^)

 

 

さてさて、いつも工程の話だとつまらないと思うので

今日は「つまみ細工は花芯によってイメージが違う」

というのを見て頂こうと思います。

 

 

花芯というのは花の中心のことで

ここに何を入れるかで花によってかなりイメージが違います。

このお花を使ってみると

例えば、白のパールだとこんな感じに

 

そして、ネイビーのパールにするとこんな感じになります。

同じ色の花びらですが、ガラリと雰囲気が変わりますよね。

 

 

花芯に使われるものは

古典的な作品ですと金色のワイヤーや座金のあるもの

あとは雄しべの形に似たペップ、様々なカラーのパール、

最近の作品ですとスワロフスキーなども使われたりします。

 

 

その作品の雰囲気によって使うものは様々です。

今回の作品では白の少しマットなパールに

メタルビーズを添えて品のあるデザインに仕上げました。

 

 

白のパールだけよりも上品で大人っぽく仕上がり

マーガレットの繊細なイメージもきちんと残しています。

 

 

意外と考えて作っているんですよーーー(笑)

 

繊細で可憐な作品に仕上がりました!

 

 

 

こちらの作品は「マルシェル」限定で販売しております。

気になる方はどうぞご覧になってみて下さい。

最後までお読みくださりありがとうございました!

 

 

片岡みのり





「紅白梅のはいからリボン飾り」とお正月の松竹梅の意味

2020-12-16 08:28:11 | 日記

こんにちは!花摘の片岡です。

ブログをご覧下さりありがとうございます。

 

 

先日、クリスマスが近づいて来たので

4歳の娘に

「サンタさんに何お願いするの?」と聞いたら

 

 

「んーとね、炊飯器!」と返ってきました。

 

 

予想外の返答でしたが

我が家の炊飯器がもうずいぶん古いもので

“目ざといなぁ…”と思って話を聞いてみたら

 

「違うよ!お母さんのじゃなくて私のキッチンのやつ!」

 

と、怒られました。

どうやら「おままごと用の炊飯器」が欲しかったようです。笑

 

ちょっぴり安堵した母でした。笑

サンタさんにお願いしておこうと思います♪

 

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さて、今日は新しい作品ができたのでご紹介します!

こちらが今回の作品

「紅白梅のはいからリボン飾り」です。

この作品はお正月に飾られる縁起物

「松竹梅」の中の松と梅をイメージして作りました。

 

 

「松竹梅」をモチーフに選んだのは

日本のお正月に関する文化を伝えたいと思ったからです。

 

 

せっかくなので松竹梅の意味を少しご紹介します。

(といってもご存知の方も多いと思いますが…)

 

 

<松竹梅の意味>

⇒ 常緑の植物で1年中葉を茂らせるため「永遠の命」の象徴

樹齢が千年を超えるものもあり「健康で長生きできるように」との意味がある

 

⇒強風でも折れない強さやまっすぐ成長する姿から「誠実な心」や「強い志」の象徴

 

「出世」や「開運」の象徴

梅はまだ寒さが厳しい中、他の草花に先駆け綺麗な花を咲かせ、良い香りを放つ姿から「縁起がよい」とされる

 

また、中国では松竹梅は

歳寒三友(さいかんのさんゆう)」と言われていて

文人が余技として親しんだ文人画の

「好まれる題材」として有名です。

 

この3つが好まれたのはその姿が

清廉潔白(行いや心が清く正しく、私欲や偽りがまったくないこと)

であることから「文人の理想の姿」として

認識されていたからだそうです。

 

 

…すみません

何だかつまらない話になってしまいました。苦笑

 

 

こんな知識が

何の役に立つのか疑問に思うこともあると思うのですが

 

 

「今の時代に残っているのは大切なことだから」

なのかなと、私も大人になり思うところがありまして…

 

 

とはいえ、松竹梅の意味を子どもに伝えようにも

お勉強的でなかなか響かないと思い

(大人でもつまらないので。笑)

 

 

つまみ細工の髪飾りで表現することで

「少しでもお子さんが日本の文化を身近に感じてくれたらいいな」

という気持ちを作品に込めてみました。

お正月を意識して作った作品ではありますが

紅白の使いやすい色合いなので

七五三や浴衣飾りにしても可愛いです。

 

 

また、大人っぽいデザインでもあるので

最近よく耳にする「1/2成人式」で使っても素敵ですし

「小学校の卒業式」で着物や袴を着るというお子さんにも

おすすめです(^^)

 

 

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作品の制作工程ですが

今回はいつもと違う作業が入りました。

 

<作品の制作工程>

1 デザイン考案・決定

2 材料の選定・準備

3 リボンの制作

4 花の制作・乾燥

5 コームにリボンを取り付け

6 リボンに花を取り付け

7 花に花芯を接着

8 乾燥・完成

 

 

そう!リボンの制作です!

ミシンを棚から引っ張り出してきました。笑

子供用なので

約20センチのサイズで作りました。



リボンの布は表に紅白の模様

裏に赤のちりめんを選びました。

 

 

華やかな雰囲気にしたかったのですが

あまり台座になるリボンの柄が主張すると

上にくるつまみ細工の花が活きないと思ったので

あえて細かい柄を選びました!

花の方はリボンの色に合わせて紅白で揃え

松を表現した葉もつまみました。

ちなみに、花の台座は丸ですが

葉の台座は三日月のような形です。

花や葉を乗せる台座も手作りしています。

前から見えないサイズにするのがポイントです。

 

 

あと、今回は

頭の後ろに飾る髪飾りにしたかったので

金具は「コーム」を選びました。

色はゴールドで華やかに♪(^^)

コームはピンを使えば横挿しもできます!

 

 

花芯は本物の梅に近づけたかったので

ペップを長めに切って

生花のように仕上げました。

お正月を感じる

おめでたい作品ができました!!

 

 

こちらの作品は「マルシェル」限定で販売しております。

気になる方はどうぞご覧になってみて下さい。

最後までお読みくださりありがとうございました!

 

 

片岡みのり


お守り椿の2wayブローチ~椿には邪を祓う力がある?~

2020-11-19 08:50:38 | 日記

こんにちは!花摘の片岡です。

ブログをご覧下さりありがとうございます。

 

 

今年は念願のクリスマスツリーを買ったので

ちょっとだけ背伸びして

木製の可愛いオーナメントを選び

昨日飾ったのですが

 

 

今日の朝、4歳の娘にバッチリ壊され

朝からボンドで直すハメになりました…

 

 

まぁでも

娘も珍しくしょんぼりしていたので

良い勉強になったかなと思います(^^;)

 

 

 

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さて、今日は新しい作品ができたので

ご紹介させて頂きます!

 

 

こちらが今回の作品

「お守り椿の2wayブローチ」です。

今回どうして椿というお花を

モチーフにしたのかと言うと

 

 

身につけた人を守ってくれる

「お守りのような作品」

が作りたかったからです。

 

 

日本人に馴染みの深い椿ですが

神社や日本家屋のお家に

よく植えられているイメージはありませんか?

 

 

実は椿は古くから「邪を祓う」と信じられていて

庭木として多く植えられてきました。

 

 

日本では「常緑の植物を神聖化する文化」があり

例えば、ツバキ科に属する榊(さかき)という常緑の葉は

神棚や神社によく飾られていますよね。

 

 

これは榊(さかき)が

神様が拠り所にする木であるとされているからです。

 

 

また、同じく常緑の松は

お正月に門松として飾られています。

こちらも松が「年神の拠り所となる」と考えられているためです。

 

 

そのため、冬でも葉が青々と茂る椿も

同じように神聖な力があると考えられてきたんですね。

 

 

そんな日本人を守ってきた木とも言える椿を

お守りブローチにしてみました。

 

あとは、私の叔母が華道を長年している人で

着物を着る機会が多いため

 

 

「和服はどんなモチーフが身につけやすい?」

と聞いてみたところ

 

 

「着物の柄としても人気の椿が良いんじゃない?」

とアドバイスを貰い、製作するに至りました。

 

 

2way使用のブローチなので

着物や洋服だけでなく

鞄や帽子につけて頂いても可愛いです。

年末年始やお正月に

ちょっと身につけて出掛けても

とっても素敵だと思います♪(^^)

 

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つまみ細工の作品の製作過程はこんな感じです。

 

1 デザイン考案・決定

2 材料の選定・準備

3 花本体の作製

4 乾燥

5 各パーツに花を取り付け

6 花芯の取り付け

7 乾燥・完成

 

 

今回は椿という大きめの花をモチーフにしたので

どういったものに仕立てようか迷ったのですが

 

 

晴れの日に頭に飾るというよりは

「日常的に使えるアイテムにしよう」ということで

2wayピンを選びました。

 

 

椿は全体のバランスが難しいお花なので

2.5㎝、3㎝、4㎝、5㎝角の布を用意して

綺麗に整うように工夫しました。

 

 

内側になるほど

花びらを作るのが難しくなるんですよね…

 

 

花芯は椿のお花を忠実に再現して

黄色いペップにしても良かったのですが

 

 

白いペップの方が紅白の色味で

お祝い事やお正月にも使いやすいかなということで

白に決めました。

 

 

葉は常緑の深い緑を再現しつつ

ブローチピンの金具を隠して

 

 

表から見ると本物の椿が咲いているような

ナチュラルな雰囲気に仕上げています(^^)

冬にピッタリの愛らしいブローチができました!

 

 

こちらの作品は「マルシェル」限定で販売しております。

気になる方はどうぞご覧になってみて下さい。

最後までお読みくださりありがとうございました!

 

 

片岡みのり