こんにちは!花摘の片岡です。
ブログをご覧下さりありがとうございます。
先日、クリスマスが近づいて来たので
4歳の娘に
「サンタさんに何お願いするの?」と聞いたら
「んーとね、炊飯器!」と返ってきました。
予想外の返答でしたが
我が家の炊飯器がもうずいぶん古いもので
“目ざといなぁ…”と思って話を聞いてみたら
「違うよ!お母さんのじゃなくて私のキッチンのやつ!」
と、怒られました。
どうやら「おままごと用の炊飯器」が欲しかったようです。笑
ちょっぴり安堵した母でした。笑
サンタさんにお願いしておこうと思います♪
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さて、今日は新しい作品ができたのでご紹介します!
こちらが今回の作品
「紅白梅のはいからリボン飾り」です。
この作品はお正月に飾られる縁起物
「松竹梅」の中の松と梅をイメージして作りました。
「松竹梅」をモチーフに選んだのは
日本のお正月に関する文化を伝えたいと思ったからです。
せっかくなので松竹梅の意味を少しご紹介します。
(といってもご存知の方も多いと思いますが…)
<松竹梅の意味>
松⇒ 常緑の植物で1年中葉を茂らせるため「永遠の命」の象徴
樹齢が千年を超えるものもあり「健康で長生きできるように」との意味がある
竹⇒強風でも折れない強さやまっすぐ成長する姿から「誠実な心」や「強い志」の象徴
梅⇒「出世」や「開運」の象徴
梅はまだ寒さが厳しい中、他の草花に先駆け綺麗な花を咲かせ、良い香りを放つ姿から「縁起がよい」とされる
また、中国では松竹梅は
「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」と言われていて
文人が余技として親しんだ文人画の
「好まれる題材」として有名です。
この3つが好まれたのはその姿が
清廉潔白(行いや心が清く正しく、私欲や偽りがまったくないこと)
であることから「文人の理想の姿」として
認識されていたからだそうです。
…すみません
何だかつまらない話になってしまいました。苦笑
こんな知識が
何の役に立つのか疑問に思うこともあると思うのですが
「今の時代に残っているのは大切なことだから」
なのかなと、私も大人になり思うところがありまして…
とはいえ、松竹梅の意味を子どもに伝えようにも
お勉強的でなかなか響かないと思い
(大人でもつまらないので。笑)
つまみ細工の髪飾りで表現することで
「少しでもお子さんが日本の文化を身近に感じてくれたらいいな」
という気持ちを作品に込めてみました。
お正月を意識して作った作品ではありますが
紅白の使いやすい色合いなので
七五三や浴衣飾りにしても可愛いです。
また、大人っぽいデザインでもあるので
最近よく耳にする「1/2成人式」で使っても素敵ですし
「小学校の卒業式」で着物や袴を着るというお子さんにも
おすすめです(^^)
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作品の制作工程ですが
今回はいつもと違う作業が入りました。
<作品の制作工程>
1 デザイン考案・決定
2 材料の選定・準備
3 リボンの制作
4 花の制作・乾燥
5 コームにリボンを取り付け
6 リボンに花を取り付け
7 花に花芯を接着
8 乾燥・完成
そう!リボンの制作です!
ミシンを棚から引っ張り出してきました。笑
子供用なので
約20センチのサイズで作りました。
リボンの布は表に紅白の模様
裏に赤のちりめんを選びました。
華やかな雰囲気にしたかったのですが
あまり台座になるリボンの柄が主張すると
上にくるつまみ細工の花が活きないと思ったので
あえて細かい柄を選びました!
花の方はリボンの色に合わせて紅白で揃え
松を表現した葉もつまみました。
ちなみに、花の台座は丸ですが
葉の台座は三日月のような形です。
花や葉を乗せる台座も手作りしています。
前から見えないサイズにするのがポイントです。
あと、今回は
頭の後ろに飾る髪飾りにしたかったので
金具は「コーム」を選びました。
色はゴールドで華やかに♪(^^)
コームはピンを使えば横挿しもできます!
花芯は本物の梅に近づけたかったので
ペップを長めに切って
生花のように仕上げました。
お正月を感じる
おめでたい作品ができました!!
こちらの作品は「マルシェル」限定で販売しております。
気になる方はどうぞご覧になってみて下さい。
最後までお読みくださりありがとうございました!
片岡みのり