つまみ細工 「花摘」の日々

花摘がマルシェルで販売しているつまみ細工の作品について書く作品のストーリーを
製作過程とともに丁寧にご紹介しています。

お守り椿の2wayブローチ~椿には邪を祓う力がある?~

2020-11-19 08:50:38 | 日記

こんにちは!花摘の片岡です。

ブログをご覧下さりありがとうございます。

 

 

今年は念願のクリスマスツリーを買ったので

ちょっとだけ背伸びして

木製の可愛いオーナメントを選び

昨日飾ったのですが

 

 

今日の朝、4歳の娘にバッチリ壊され

朝からボンドで直すハメになりました…

 

 

まぁでも

娘も珍しくしょんぼりしていたので

良い勉強になったかなと思います(^^;)

 

 

 

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さて、今日は新しい作品ができたので

ご紹介させて頂きます!

 

 

こちらが今回の作品

「お守り椿の2wayブローチ」です。

今回どうして椿というお花を

モチーフにしたのかと言うと

 

 

身につけた人を守ってくれる

「お守りのような作品」

が作りたかったからです。

 

 

日本人に馴染みの深い椿ですが

神社や日本家屋のお家に

よく植えられているイメージはありませんか?

 

 

実は椿は古くから「邪を祓う」と信じられていて

庭木として多く植えられてきました。

 

 

日本では「常緑の植物を神聖化する文化」があり

例えば、ツバキ科に属する榊(さかき)という常緑の葉は

神棚や神社によく飾られていますよね。

 

 

これは榊(さかき)が

神様が拠り所にする木であるとされているからです。

 

 

また、同じく常緑の松は

お正月に門松として飾られています。

こちらも松が「年神の拠り所となる」と考えられているためです。

 

 

そのため、冬でも葉が青々と茂る椿も

同じように神聖な力があると考えられてきたんですね。

 

 

そんな日本人を守ってきた木とも言える椿を

お守りブローチにしてみました。

 

あとは、私の叔母が華道を長年している人で

着物を着る機会が多いため

 

 

「和服はどんなモチーフが身につけやすい?」

と聞いてみたところ

 

 

「着物の柄としても人気の椿が良いんじゃない?」

とアドバイスを貰い、製作するに至りました。

 

 

2way使用のブローチなので

着物や洋服だけでなく

鞄や帽子につけて頂いても可愛いです。

年末年始やお正月に

ちょっと身につけて出掛けても

とっても素敵だと思います♪(^^)

 

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つまみ細工の作品の製作過程はこんな感じです。

 

1 デザイン考案・決定

2 材料の選定・準備

3 花本体の作製

4 乾燥

5 各パーツに花を取り付け

6 花芯の取り付け

7 乾燥・完成

 

 

今回は椿という大きめの花をモチーフにしたので

どういったものに仕立てようか迷ったのですが

 

 

晴れの日に頭に飾るというよりは

「日常的に使えるアイテムにしよう」ということで

2wayピンを選びました。

 

 

椿は全体のバランスが難しいお花なので

2.5㎝、3㎝、4㎝、5㎝角の布を用意して

綺麗に整うように工夫しました。

 

 

内側になるほど

花びらを作るのが難しくなるんですよね…

 

 

花芯は椿のお花を忠実に再現して

黄色いペップにしても良かったのですが

 

 

白いペップの方が紅白の色味で

お祝い事やお正月にも使いやすいかなということで

白に決めました。

 

 

葉は常緑の深い緑を再現しつつ

ブローチピンの金具を隠して

 

 

表から見ると本物の椿が咲いているような

ナチュラルな雰囲気に仕上げています(^^)

冬にピッタリの愛らしいブローチができました!

 

 

こちらの作品は「マルシェル」限定で販売しております。

気になる方はどうぞご覧になってみて下さい。

最後までお読みくださりありがとうございました!

 

 

片岡みのり