こんにちは!花摘の片岡です。
ブログをご覧下さりありがとうございます。
最近は寒さの底ですっかり出不精になっているので
ハンドメイドを家でよくしているのですが
2歳の息子は私の作業に興味深々らしく
私が作業している椅子の横にピッタリひっついて
「なんこれー?」と聞いてきます。
そんな彼もついにハサミデビューをしまして
使わない紙をチョキチョキ切って楽しむようになりました。
(おかげでただでさえ荒れている部屋が紙くずだらけ…笑)
この前までハイハイしてた気がするのに…!
こどもの成長って早いものですね!
いつかは息子と一緒に
制作を楽しめたらいいなと思いました(^^)
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さて、今日は新しい作品ができたのでご紹介します。
こちらが今回の作品『陽だまりマーガレットの2wayブローチ』です。
マーガレットは春のイメージが強い花かと思いますが
寒い時期の11月から暖かい5月まで開花時期があり
真冬でも花を咲かせることがあるそうです。
また、マーガレットの花言葉は
「心に秘めた愛」「真実の友情」など
人との絆に関する花言葉が多くあります。
この作品はマーガレットの花言葉やイメージを大切にし
「身に付ける方が辛い時期や寒い時期があっても
大好きな人たちと幸せに過ごせるように」
という気持ちを込めて制作しました。
和装だけでなく洋服でも
身につけられるようにしたかったので
色数は少なく、シンプルなデザインを採用しました。
晴れた日に太陽が当たるマーガレットをイメージして
真っ白ではなくオフホワイトの布を選んでいます。
土台は2wayのブローチピンにしたので
和装なら襟元に添えたり
帯飾りや帯留め風にして飾ったりできますし
洋服ならシャツやトートバッグ、
明るい色のジャケットなどに付けても可愛く仕上がります。
また程よい大きさなので
大人の方なら髪飾りとしても可愛いです。
(お子さんにはちょっと危ないので無理ですけど…)
ポニーテールやハーフアップに
ちょっと添えても可愛くなりおすすめです(^^)
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作品の制作工程はこんな感じです。
<作品の制作工程>
1 デザイン考案・決定
2 材料の選定・準備
3 土台の制作
4 花の制作・乾燥
5 花に花芯を接着
6 乾燥・完成
デザインで注意したのは
「どこの向きでも付けられる上下がないデザイン」
にしたかったので、お花が三角形に並ぶ形にしました。
台紙もちょっと変わった形にしています。
また、マーガレットの花びらは細く繊細なイメージなので
「端切り」という「花びらの高さを薄くする技術」を使いました。
端切りをするとつまみ細工のモコモコとした感じが薄れ
薄くほっそりとした繊細な花びらになります。
ハサミを使う少し技術のいる作業なのですが
つまみ細工特有の和のイメージも緩和されるので
洋服でも使いやすくなるんです(^^)
さてさて、いつも工程の話だとつまらないと思うので
今日は「つまみ細工は花芯によってイメージが違う」
というのを見て頂こうと思います。
花芯というのは花の中心のことで
ここに何を入れるかで花によってかなりイメージが違います。
このお花を使ってみると
例えば、白のパールだとこんな感じに
そして、ネイビーのパールにするとこんな感じになります。
同じ色の花びらですが、ガラリと雰囲気が変わりますよね。
花芯に使われるものは
古典的な作品ですと金色のワイヤーや座金のあるもの
あとは雄しべの形に似たペップ、様々なカラーのパール、
最近の作品ですとスワロフスキーなども使われたりします。
その作品の雰囲気によって使うものは様々です。
今回の作品では白の少しマットなパールに
メタルビーズを添えて品のあるデザインに仕上げました。
白のパールだけよりも上品で大人っぽく仕上がり
マーガレットの繊細なイメージもきちんと残しています。
意外と考えて作っているんですよーーー(笑)
繊細で可憐な作品に仕上がりました!
こちらの作品は「マルシェル」限定で販売しております。
気になる方はどうぞご覧になってみて下さい。
最後までお読みくださりありがとうございました!
片岡みのり