古くなった外壁の工事としては、塗装や外壁を交換したり、その上から張ったりといろんな方法がありますが、今回はガルバリウム鋼板の外壁材、サイディングを張っていく工事になります。
ガルバリウム鋼板は、最近金属の外装材に良く使われる素材で、アルミニウムと亜鉛のメッキがしてある鋼板で、耐久性にとても優れています。昔のカラー鋼板(トタンとか)は、年数が経つと定期的に塗装をかけないと腐食してさびが出てしまいますが、ガルバリウム鋼板は、長期に渡ってさびが発生しづらい素材になってます(20~30年)。
今では、金属の外装材(屋根材、外壁材など)のほとんどがガルバリウム鋼板になっています。
今回の工事は、ガルバリウム鋼板の外装材を使用して、この先のメンテナンスをなくしていく方向でのリフォームのご提案となりました。
まずは屋根からです。
カラーベストはやはり耐久性には難があるので、カバー工法でガルバリウム鋼板の屋根を葺いていきます。
これで屋根は長期のメンテナンスフリーとなりました。
外壁も下地でドーブチを施工していきます。不陸調整と通気層の確保のための施工です。
既存のサイディングは、どうしても目地部分のシーリングの劣化が目立ってきます。この現場も痩せてしまって目地の下地が露出していました。また、外壁材の基材は水を含むとボロボロになってしまいますので、定期的に塗装をして防水の塗膜を形成しなくてはなりません。
今回の工事では、そのメンテナンスもなくす形になっていきます。
長期の工事になりますが、しっかりと進めていきたいと思います。