一階のトタンの屋根の壁際からの雨漏りで、応急的な処置と、葺き替えとの二つをご提案しました。
建物が古くなってきますと、これから先のライフスタイルを考えながらのご提案をさせてもらっています。
例えば、これから建て替える予定があったりするのに、大きなお金を使ってリフォームするのは、もったいないことだと思いますし、お施主様のご意向もあります。ヒアリングをして一緒に方向性を考えていきます。
それでも、アドバイスはしますが、最終決断はお施主様の判断になります。
今回は、一階のトタン屋根を葺き替えとなりました。
昔ながらのトタン屋根は、桟のピッチが決まっています。この屋根は、桟と桟のピッチが455㍉、尺貫法のよくある寸法です。
この場合、そのまま被せて施工できる新東かわらSⅡをご提案です。
山のピッチが桟のピッチにあうので、下地をいじらずの施工です。
一部干渉するところを、剥がしてみると、防水紙がトントンというビニール系のものでの施工でした。これは、年数が経つと、収縮して破れてしまう事が多いです。おそらく、壁際で水が入ったところの2次防水が機能しなくて、雨漏りしたかと思われます。
ポイントの壁際もしっかり施工して完了です。
二階の瓦と同じ感じの風合いに仕上がって、お施主様にも大変喜んで頂きました。
しっかりとヒアリングして、ご提案して、最後に喜んでもらえることは、一番のこの仕事の醍醐味ですね。