展示会も無事終り、一息つく暇もなく溜りに溜まっていた
くるみ椅子の製作に取りかかりました。全部で21脚。
お客様にはたいへんお待たせしてすみませんでした。
後は塗装だけ。天気がよければ来週そうそうには完成です。
くるみ椅子は6年前に伊奈町のイタリアンレストラン
「森のミュージアム ヴィエント」の為に製作したのが始まりでした。
その後、ひと回り大きなLタイプや肘付きタイプと
バリエーションを広げ、現在までに500脚以上を作っています。
椅子は、1脚デザインする(ものにする)のに
たいへんな時間と労力がかかります。
ラフスケッチから始まって、図面作成、試作、修正を繰り返し、
熟成させたものでないと、なかなかお客様に受け入れられません。
軽くて扱い易く、座りごこちがよく、美しく、
いつまでたっても飽きのこないデザインで、
耐久性もあり、おまけにコストパフォーマンスも高い。
そんなに求められても・・・あっちを立てればこっちが立たず。
椅子とはほんとうにたいへんなシロモノです。
でも、それだけに木工家は皆、心血そそいで作るのだと思います。
羽工房
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